これぞまさしく×××
【文字数:約700文字】
※ 本稿を読むと気分が悪くなるかもしれません
もうずいぶんと更新していなかったマガジン「おたからさがし」の第16回は×××を取り上げる。
×××と伏字にする理由は、ヘッダー画像にした全体を見ると理解してもらえるだろう。
×××が雨をしのぐ傘のような形をしているのは、傘の裏側にある胞子を守るためであり、ちゃんとした理由あっての造形だ。
この×××は「キツネノロウソク」と思われる×××で、ぱっと見た感じは×××を連想する。
ちなみにもっと×××なのは「スッポンタケ」であり、英名 stinkhorn を訳すと「臭い角」で、こちらのキツネノロウソクが英名 Dog stinkhorn なので以下略。
キツネノロウソクがなぜこのような形なのかというと、胞子を散布するのに風ではなく虫を利用するためで、×××の先端から臭いを出して虫を呼び寄せる。
虫に頼るということは傘の形をしている必要もないわけで、なんともふしぎな見た目をした×××になったというわけだ。
お次は×××の女王とも称される「キヌガサタケ」だろうか。
×××の先端からレースの編み物を広げたようなものが垂れ下がり、やわらかそうな造形ながら網目がしっかり見える。
ただし先端から予想できるとおり臭いがあって、私が見つけたのは数メートルの距離で「なんか臭い!?」と思ったのが大きい。
このレース状の部分がいったい何のためにあるのか、ちゃんとした資料がないので不明ながら、やっぱり虫のための足場とかなのかも。
ちなみに1日もたない短命な×××であり、写真のような状態で見つけられるのはラッキーなのだとか。めっちゃ臭いけど。
なかまに なりたそうに こちらをみている! なかまにしますか?