ほしをみるひと リターンズ
【文字数:約1,100文字】
いつの間にやら1ヶ月が経っていたけれど、直近で「おたから」と呼べそうなのを考えたとき、キャンプの星空観測が思い浮かんだ。
というわけで、第15回の「おたからさがし」は星空を取り上げる。
第11~12回で生物を取り上げ、直近だとキノコさがしをしているから、もはや何でもありな気がしてくる。
本格的な夏になる前の6月、同じ場所で観測したものを先に示す。
先日にキャンプをした際も北斗七星を撮っており、分かりやすい柄杓の形なので見つけやすかった。
6月に撮ったものと比較すると、ちょうど逆さまになった状態であり、気温が低くて条件も良かったので以前よりマシに撮れている。
季節によって太陽の高さや日照時間が変わるように、星座の見え方もまた変化していることから、地球が太陽系の第3惑星として公転しているのだと分かる。
ちなみに、この場所はだいたい標高900mに達しており、町が秋めいているなら当然こちらは冬に入っているため、夜の気温は1桁にまで下がる。
そのぶん大気が澄んでいるので、雲がなければ星々のイルミネーションに感嘆の声を上げるだろう。
お次は冬の星座として有名で、夜空の砂時計みたいな「オリオン座」だ。
オリオン座の左に明るい星があって、これは「おおいぬ座」のシリウスだと思われる。
オリオン座の左上、アラビア語で「オリオンの腕」あるいは「オリオンの腋の下」が語源らしい、ベテルギウスがある。これと先のシリウス、もう少し左にあるらしい「こいぬ座」のプロキオンで冬の大三角形の完成だ。
時期として初冬と呼ぶのには早いけれど、時間が明け方に近かったおかげで今の時期に見えたのかもしれない。
お次は写真を始めに見て頂きたい。
1枚目の北斗七星を成すおおぐま座から、45°くらい右に向きを変えた方角に強く光る星があって、これはたぶん位置関係からして「しし座」のレグルスだと思う。
語源を調べるとラテン語で「王」とか「支配者」とのことで、ある人が好きそうだと勝手に想像した。
とはいえ、肉眼だとよく見えていたのが、スマートフォンのカメラだと限界があるのか、よほど明るい星でないと分からない。
機材なしで角度をつけ、さらにブレないよう固定するのは難しく、やはり本格的にやるならカメラかなぁと。
最後にオマケでコチラ ↓ をどうぞ。
ちょうど照明のあるところで立ち止まったので、近づける限界からズーム機能で撮影した。写真だと左のが首なしに見えるけど、実際ちゃんとあったので安心してください。
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