英語ができないエンジニアは本気でやばくなってきた
英語の必要性について意見が分かれる昨今だが、個人的に英語ができない人材、特にエンジニアは本気でやばい状況になりつつあると思っている。
英語を公用語にせざるを得ない日本企業
2024年は多くのエンジニアが英語を意識しないといけない年になった。
日本語だけだとエンジニアが採用できなくなってきた
日本は少子高齢化が進んでいる。
つまり、この先、日本語だけでは採用できる人の数が減っていくのだ。
その結果、海外から優秀なエンジニアを採用しようと英語公用語に踏み切った企業がたくさんある。
英語公用語化した企業
一番有名な英語公用語の企業は楽天だろう。
約10年ほど前、楽天が英語を公用語にすると発表したときは多くの人が嘲笑った。
「楽天は英語を公用語にしたけど、大事なことは日本語で言っている」そんな意地悪なネットミームが流行ったりしたぐらいだ。
しかし、2024年になって、多くの経営者が楽天は正解だったと認めるようになった。
その流れに続き、メルカリやマネーフォワード、HENGEなど多くのIT企業が英語化を急ピッチで進めている。
名も知れぬ企業でも英語が必要になっている
これは個人的な話だが、正社員エンジニアの人数がまだ数人の企業を支援している。そして、その企業の半分近いエンジニアが外国の方だ。
彼らとのコミュニケーションはもちろん英語で行う。
まだ、誰も知らないような小さなスタートアップでさえ、海外の人を採用し始めているのが2024年なのだ。
実はすでに周りのエンジニアは動き出している
私はCamblyというオンライン英会話サービスを利用しており、合計学習時間は600時間、合計レッスン回数は1000回を超えた。
つまり、日本でトップクラスにオンライン英会話の授業を受けているビジネスマンだ。
そして、オンライン英会話のレッスン中にいつもこんな会話になる。
「あなたの生徒はどういう人が多いの?」
「半分ぐらいはソフトウェアエンジニアだよ。この世の半分はソフトウェアエンジニアじゃないか?ってぐらいエンジニアの人ばかり。特に日本の生徒はエンジニアばっかだよ。」
という会話だ。
実は、あなたが知らないところで、多くの日本人のソフトウェアエンジニアは既に英語学習を始めているのだ。
いつまでも日本が強いとは思ってはいけない
2000年の人類の歴史上、ずっと経済的に1位であり続けた国はない。
現在、世界一位の経済大国のアメリカでさえ、ここ100年,200年の話だ。
つまり、常に経済順位は変動する。
私が子供だった頃は世界で2位だった日本のGDPも2024年になり4位にまで下がってしまった。
私は日本が大好きなので非常に心苦しいが、常に日本が世界上位の経済大国だとは思わない方がいいと自分に言い聞かせている。
経済という大きな波の中で個人がどれだけ抗ったとしても太刀打ちできるはずがない。私たちが取るべき行動はどんな環境になったとしても働いていける状態を作ることだ。
つまり、日本語で働ける環境が世界の中で恵まれた環境でなくなった時のために、英語で働けるようにしなければならないのだ。
AIによる人材カット
日本の少子高齢化や経済状況以外にも英語力がないエンジニアを窮地に立たせる要素がある。
それはAIだ。これが一番致命的だ。
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