クリエイターとして生きたいなら、"1000 True Fans"という概念を学べ
1000 True Fansという言葉をご存知だろうか?
おそらく、この本のおかげで世界中で知られるようになった言葉で、多くの個人開発者やクリエイター、時には起業家に影響を与えた言葉だ。
私はこの`1000 True Fans` という考え方が好きで、エンジニア兼ライターとして生きるうえで非常に重要にしている。
このnoteでは、この1000 True Fansという考え方がいかにクリエイターにとって重要か紹介したいと思う。
1000人のファンを見つける
1000 True Fansとは、1000人の自分の本当のファンを見つければ、クリエイターとして十分生きていけるという考え方だ。
例えば、月1000円の月刊マガジンを書くライターならば、1000人の購読者がいれば、月100万円の収入になる。
月100万円ということは年間で1200万円なので、かなり贅沢な生活ができるだろう。
もちろん、購入ハードルを下げて、月300円という購読費にしたとしても、月の収益は30万円になるため、日本人の平均月収ぐらいになる。
月300円(1日当たり10円)をあなたに支払いたいと思ってくれるファンを見つければ、あなたはクリエイターとして生きていけるのだ。
好きなことを追求できる
1000 True Fansの最も注目に値する特徴は、好きを追求できるということだ。
もし、100000人のファンを見つけないといけないのならば、多くの人が好むような内容を作品としなければならないだろう。しかし、1000人あなたのことを応援したい人を見つければいいとなると、本当に好きなことを追求できる。
例えば、あなたがポーランド語が大好きな語学オタクだとしよう。
30年前ならば、ポーランド語を商売にして生きていくのは至難の業だった。ポーランド語の語学学校を開きたくても教室を借りるための初期費用がかかるうえ、都心にでも住んでいない限り、ポーランド語に興味がある人を教室の周りで探すことは不可能だろう。
また、ポーランド語の書籍を出版するにしても、紙の書籍を販売することの苦労はとんでもないものになる。
しかし、現代なら1000 True Fansという考え方を元にポーランド語だけで生きていくことが可能だ。
ポーランドの素晴らしい観光地や歴史をインターネットで発信することで日本中の人にポーランドの良さを知ってもらうことができる。そして、日本人全ての中から、1000人、あなたの発信に対して月300円払ってでも中身の濃いコンテンツを見たい人を探せばポーランド語という自分の情熱を追いかけることで生きていけるのだ。
1000人というハードルは高いのか?
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