HSPによるHSC子育て記録②*「母子分離不安症」
HSCの5歳の息子の最近の事。
大切なペットが亡くなり、それをきっかけに母子分離不安症に。
(フェレットのあずきちゃんです。今まで沢山愛してくれた皆様、本当に有り難う。安らかに旅立ちました。)
HSCなのでもともと繊細、敏感、慎重、彼是考えて不安に思うことが強かったのですが、「死」を経験し実感したことで不安が爆発してパニック状態になりました。
それよりも前におばあちゃんが亡くなり、実家にいるワンちゃんも亡くなり、その時から既に様々なものを感じ取り、心に色んな気持ちを押し込めていたんだと思います。
"ある日突然いなくなってしまう"
という恐怖、不安が凄くあるようです。
しきりに
「ママ、しんじゃうとどうなるの?」
「ママとぼくはずっといっしょにいられるの?おわかれがあるの?」
「パパママがおじいちゃんおばあちゃんになったあとはどうなるの?」
などの質問をしてきます。
ママからひと時も離れたくないとなって、少しでもママの姿が見えないと大パニック。
トイレにも行けないレベルで、息子の視界に常に入っていないとこの世の終わりくらい号泣されます。
普段から夜寝ることが死と直結していてこわいこわいねたくないと云ってたのですが、最近はそれが増し睡眠もかなり恐怖を感じるようです。
幼稚園にひとりで行けなくなりました。
バスに乗って行っていたのですが、バスにも乗れなくなりました。
幼稚園に送っていっても離れられずパニック発作になって普段とは全く違う泣き方、取り乱し方をするので、先生ともお話をして無理に私から引き離さず、息子の気持ちやショック状態が落ち着くまで暫く様子を見ましょうとなり、私も暫く幼稚園に一緒に行ってよいことになりました。
理解のある先生方に感謝しつつ、二人分のお弁当を作り水筒持って親子揃って幼稚園に通う日々がスタート。
幼稚園での生活を見て色々学びがありました。
(これについてはまた後ほど)
1学期が終わり夏休みに入り、そこまでの記録としては
幼稚園では
・私と一緒なら登園出来る(バスは乗れない)
・先生や友達とは愉しく話せる
・見ていれば教室でのルーティンをこなせる
・見ていれば友達と外遊び出来る
・お弁当は私が居ないと食べられない
・いきなりのイベントや大人数での集まりには動揺し泣き出し参加出来ない
・感覚の合う子とお友達になれた
・少しずつ私の横では無くお友達と椅子を並べて座れるようになった
家では
・私が居れば基本元気いっぱい
・パパ、ばぁばと居ても大丈夫になってきた
・夜眠れるようになってきた
・私の姿が見えないとすぐ心配して泣く
・買い物とかで私だけ家から出るのは駄目
・私が仕事の時には理解して待ったり遠くで見てくれてたりする
・集中してひとり遊びも出来るようになってきた
という感じでゆっくりではあるけれど、徐々に回復してきています。
私としては、甘やかしとかでは無く、息子の性質を理解しているからこそ、息子が納得いくまでなんでもやってみたらいいし、拒否反応があるのならそれに従って無理にしなくてもいいし、息子のリズムを大事にしてそのリズムで生きていけばいいと思っていて、同じくHSPの私は息子の一番の理解者、味方であろうと思っています。
私も散々苦労してきたし、今も色んなコントロールを必要としているし、息子のことが手にとるようにわかります。
似た者同士、繊細な感覚を沢山共感出来るのが善いところです^_^*
この子の親になれたのが本当に幸せだし、これから色んなことを一緒に経験出来るんだと思うとワクワクが止まりません。
なので、この今の通過点は悲観するものでもなくて、とても大切なひとつの経験です。
親子共々、毎日愉しく暮らしている中の「敏感」な一部分。
最近はHSCや発達障害やこどもたちの個性豊かな性質をもっと細かく知りたいなと思い、色々勉強しています。
キッズショー、出張リトミック、ワークショップ、レッスンと色んな場所で色んなこどもたちと関わるので、この子にはこう話した方が伝わるかなとか、これならやってみたいって思うかなとか、こういうのが落ち着くかなとか、ひとりひとりに合わせて彼是やり方を変えてみたりして個を伸ばす方法、たのしい!と思える方法を模索しています。
ゆっくりですがHSCのこと、敏感な親子の暮らしのこと、また此処に色々記していこうと思います。
次回は二学期に入ってからのお話*