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【ひとくち小説レビュー】彼女のこんだて帖
おはようございます。
読了本のひとくち感想です。
本日は、この本!
『彼女のこんだて帖』角田光代
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【おすすめ度】
☆☆☆
【あらすじ等】
レシピ付きの連作短編集。
長く付き合った彼氏と別れてラムステーキを食べるお話等全部で15作の短編が収録されています。
巻末には作中の料理のレシピ付き。
【個人的に好きな部分メモ】
①彼氏に冷めかけてるときの表現、「早くも王子様は蛙になろうとしている気配が感じられる」が皮肉効いてておしゃれだなぁと感じる。
②リレー形式の短編っていいよね…。
前のお話でちらっと出てきた人物が次のお話の主人公なのが、あ、この人前出てきたわ!という発見があって楽しい。
【感想】
疲れている時に読むと癒しになる。
1短編10ページぐらいなのも通勤の途中に読むのに最適感あっていいと思います。料理を「作る」ことに特化していることが珍しく感じました。
リレー形式短編なのと、作中に出てきたレシピがおいしそうなのが個人的に好きなポイントです…!
ガチの小説というより新聞コラムに書いてある小説っぽいですね。