「これお願いできる?」が言えない人に向けたリーダーシップ術 #043
「これお願いできる?」このたった一言がが言えない――
リーダーとしてチームをまとめている中で、そんなことはありませんか?
でも、ひとりでがんばり続けることには大きなリスクが潜んでいます。
リーダーとしてチームの力を引き出し、より大きな成果を上げるためには、まず「頼る」ことが必要です。
今回は、私自身が「ひとりでがんばらない」リーダーシップチームにシフトする際につかったリーダーシップについて紹介します。
リーダーとしての役割を担ってから、ずっと
「ひとりでがんばらなければいけない」
と考えていました。
でもずっとひとりで頑張り続けることはとても難しかったです。
その時のエピソードはこちら
そんな時に出会ったのが「コーチング」でした。
コーチングは、メンバーの力を引き出すことに重点を置き、リーダー自身がすべてを考えるのではなく、チーム全体で課題に取り組む方法です。
コーチングに触れてから、私はリーダーとしての役割を大きく見直しました。 今回は、その経験を活かして得た気づきを共有したいと思います。
ひとりでがんばるリーダーシップのリスク
まず、私が悟ったのは「ひとりでがんばる」のリスクです。
リーダーとして、チームの成長や成果に責任を感じるのは当然です。
私もその一人でした。 「全てを自分が解決しなければいけない」という思い込みに思いがけず、負担がかかってしまい、チーム全体のパフォーマンスが低下してしまうんです。
しかし、そのが「自分でやったほうが早い」という思いになってしまい、若手社員成長の機会を与えられず、結果的にチーム全体の力を発揮できません。
ひとりでがんばるリスクはこちらに書きました。
さらに、ひとりでがんばるリーダーシップは、リーダー自身のストレスも増大させます。
業務がどんどん集中して、燃え尽き症候群に陥いる危険すらあります。
そんな時、私は「これじゃダメだ」と気づき、コーチングに目を向けていきました。
コーチングを活用した新しいリーダーシップ
コーチングとは、相手が自分の中にある答えを見つけ、自らの力で成長できるようサポートするアプローチです。
この考え方を取り入れることで、リーダーとしての役割が「指示を出す人」から「サポートをする人」 に変わりました。
若手社員が新しい仕事に挑戦するとき、以前の私は
「自分で全ての指示を出して進めなければいけない」
と思っていました。
コーチングを知ってから質問をすることで、彼ら自身が考え、答えを見つけるプロセスをサポートすることができたのです。
リーダーが全てを指示するのではなく、メンバーが解決策を考え行動する。これが、コーチングの持つ力です。
私の役割はメンバーの成長をサポートし、背中を押すこと。
これによって、メンバーが主体的に動くようになり、結果的にチーム全体の力が引き出せるのです。
コーチングでチーム力を最大化する方法
では、具体的にどうやってコーチングをリーダーシップに取り入れていくのか、いくつかのステップで説明します。
1. 相手に質問を投げかける
コーチングの基本は「問いかけ」です。
例えば、メンバーが課題に直面したとき、すぐに解決策を提案するのではなく、
「どう思う?」
「どんな点がうまくいっていないと思いますか?」
のような質問をて、メンバーに自ら考える機会を与えられます。
自ら考えることで、解決策がより深いものになりますし、成長の実感も得やすくなります。
2. メンバーの強みを知る
コーチングは、相手の強みに焦点を当てることが大切です。
チームメンバーの得意分野や個性を見据え、それをどう活かすかを一緒に考えることで、メンバーは自信を持って取り組むことができます。
若手社員の中にはクリエイティブな発想が得意な人もいれば、データ分析が強みの人もいます。その強みを活かすプロジェクトに割り当てることで、チーム全体の力を最大化できるのです。
3. 小さな成功を共有する
メンバーが自分で考えた解決策を実行し、結果が出たときは、必ずその成功を承認し、祝福します。
成功体験を積み重ねることで、メンバーはさらなる成長を目指して行動し、リーダーとしても彼らの成長を実感することができます。
コーチングはこの「主体的な成功体験の積み重ね」によってチームを強くしていくのです。
イキイキと働くチームの未来を描く
コーチングを取り入れることで、リーダーとチームがどのように変わるのか、私自身の経験を元にお話ししましょう。
コーチングを実践して始めてから、チームメンバーの成長が目に見えて変わりました。
以前は、私が指示を出さないで動けなかったメンバーが、自分の意見を持ち、積極的に発言するようにそして、何よりも「ひとりでがんばらなくてもいいんだ」という安心感が私自身に生まれました。
チーム全体が自主的に動くようになると、私の負担も減り、より大きな視点でプロジェクトを管理できるようになりました。
さらに、メンバー同士の関係も改善し、チーム全体が活性化するのを感じました。
リーダーとしての私の役割は、「自分で全てをやる人」から「チームを支える人」になって、チーム全体を丸めて目標に向かうことができるようになったのです。
今日から始められるコーチング
もし、あなたが「ひとりで頑張っている」リーダーなら、ぜひ今日からコーチングの考え方を取り入れてみてください。
最初のステップはとてもシンプルです。
次のミーティングで、メンバーに一つ質問を投げかけてみてください。
「どうすればこの問題を解決できると思う?」
その問いかけから始まるプロセスが、メンバーの成長を促進し、チームの力を引き出すきっかけになるはずです。
そして、リーダーとして「ひとりでがんばる」必要はないんだということを実感してください。
コーチングは、チーム全体を強くし、リーダー自身も成長させる素晴らしいツールです。
私もかつては「自分で全部やらなくても」と感じていましたが、コーチングのおかげで、チームメンバーとともに進む道を見つけました。
あなたもぜひ、ひとりでがんばらないリーダーシップを目指してください!
おススメの1冊「任せるコツ」
私はこの本を読んで「任せる」マインドや具体的な任せ方を身に付けました。
「うまくメンバーに仕事を任せられない」という人はぜひ読んでみてください!
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