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「1on1は時間のムダ?」をなくすためにリーダーが気をつけたい5つのコツ#057
中間管理職として、日々のマネジメント業務を行っていると、メンバーとのコミュニケーションに悩むことも多いのではないでしょうか。
ある日突然「1on1をするように」と言われて、とりあえずメンバーと1対1で話す機会を取ってもメンバーも自分も何をすればいいか、分からない。
結果1on1ミーティングが形骸化してしまい、ただの業務報告の場になってしまうことがあるかもしれません。
私自身も最初は同じような悩みを抱えていましたが、コーチングを学んでから1on1を
「部下の成長を引き出す重要な場」
として位置づけ、コーチングのスキルを取り入れるようになりました。
その結果、部下との関係が良くなり、チーム全体のパフォーマンスも向上しました。
今回は、私が実践して効果を感じた
「1on1を有効にするための5つのコツ」をお伝えします。
コツ①部下の目標と成長を引き出す質問力を磨く
1on1ミーティングを活用するためには、まず部下の目標や成長の方向性を引き出すことが大切です。
そのために、私が最も意識しているのが「質問力」です。
ただ「どう?調子は?」と聞くだけでは、表面的な返答しか得られません。
私がよく使うのは、メンバーが業務報告をしてくれた後に
「それどう感じた?」
「今、何に一番やりがいを感じている?」
「今後さらに成長するために、どんなスキルを伸ばしたい?」
というような質問です。
こうした問いかけをすることで、メンバーは目の前のから少しはなれて自分の考えを整理し、目標や課題を自覚するようになります。
質問力を高めることで、部下の成長意欲を引き出すだけでなく、彼らが自己認識を深める手助けもできるのです。
この「引き出す質問」を意識することで、1on1の質が格段に向上しました。
コツ②信頼関係を築くための傾聴を実践する
質問力が重要であると同時に、それ以上に大切なのが「傾聴」です。部下が本音を話してくれるかどうかは、こちらがどれだけ真剣に耳を傾けているかにかかっています。
私が心がけているのは、部下が話している間はなるべく言葉を挟まず、最後まで話を聞くことです。
そして、相槌や合図を打ち、時には
「それはどう感じた?」
と感情にフォーカスする質問を挟むことで、部下の内面的な思いも引き出すようにしています。
1on1は「業務報告の場」ではなく、部下の心に寄り添い、信頼関係を築くための時間と捉えています。
この時間にしっかりと向き合うことで、部下が安心して悩みや挑戦を共有してくれるようになりました。
コツ③具体的なフィードバックで成長を促す
1on1で部下の話を聞くだけではなく、効果的なフィードバックも重要です。私自身も、部下の成長をサポートするために、できる限り具体的なフィードバックを心がけています。
例えば、業務の中でうまくいった部分については「○○のプロジェクトでの進め方が非常に効果的だったね」
と具体的な事例を挙げて褒めるようにしています。
逆に、改善が必要な点についても、
「次はもう少し××の部分に注意すると、さらに効率が上がるかもしれないよ」
と具体的なアドバイスを与えることを意識しています。
フィードバックは曖昧ではなく、具体的であることが大切です。それによって、部下も自分が何をすれば良いか明確に理解し、成長に繋がります。
コツ④1on1を業務報告ではなく、成長の場にする
多くの1on1ミーティングが、ただの業務報告に終わってしまいがちですが、私は1on1を「部下の成長をサポートする場」として捉えています。
そのため、業務報告に関しては別の場で済ませ、1on1ではキャリアや目標について話すようにしています。
具体的には、
「この1年でどう成長したい?」
「そのために今、どんなサポートが必要?」
といった未来志向の質問を心がけています。
このような問いかけをすることで、部下自身が目標を明確にし、それに向けてのアクションプランを考えるきっかけとなります。
もちろん、業務の話も大切ですが、1on1を有効にするためには、業務だけでなく部下のキャリアや成長に焦点を当てることが必要です。
コツ⑤1on1後のフォローアップを徹底する
1on1ミーティングでどれだけ良い話ができたとしても、それを実行に移さなければ意味がありません。私が意識しているのは、ミーティング後のフォローアップです。
1on1で話した内容を簡単にメモにまとめ、次のミーティングまでに進捗を確認するようにしています。
例えば、目標に向けたアクションをリマインドするメールを送ったり、具体的な成果が見られた場合には再度フィードバックを行うことで、部下が次のステップに進みやすくなるようサポートします。
フォローアップをしっかり行うことで、1on1が単なる会話の場で終わることなく、実際の行動に繋がるのです。しっかり「見てるよ」というサインを出すことが大事だと思っています。
これにより、部下も自分の成長を実感しやすくなり、モチベーションが高まります。
まとめ:お互いにとって成長の場としよう
中間管理職として、1on1を効果的に活用することは、部下の成長を促し、チーム全体のパフォーマンス向上に繋がります。
今回紹介した5つのコツは、私自身が実践し、効果を実感してきたものです。1on1はただの業務報告の場ではなく、部下のキャリアをサポートし、信頼関係を築くための重要な時間です。
もし、1on1が形骸化していると感じているのであれば、今回のコツを取り入れてみてください。部下の成長をサポートし、より良いチームを作り上げるための第一歩になるはずです。
このように、1on1を通じて部下とのコミュニケーションを深め、信頼関係を築くことで、管理職としての役割を果たしていきましょう。
今回の記事、いかがでしたでしょうか。
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