管理職ママの育児と仕事の両立のための「周囲の力を引き出す」コミュニケーション術 #044
私は、管理職ママとして育児と仕事の両立に日々奮闘しています。
リーダーとしてチームを引っ張りながら、家庭では母親として子どものことを大切にしたい。
どちらも全力で取り組みたいですが、時間もエネルギーも限界があります。かつては仕事も家事も、なんとか全部自分でやろうとして、心も体も疲れ果た経験が何度もありました。
でも、そんな生活に限界を感じていた頃、あることに気づきました。
それは、「ひとりでがんばらなくていい」ということです。
周りの力を引き出し、サポートを得ることで、もっと余裕を持ちながら成果を出すことは可能なのです。今日はその経験から得た「周囲の力を引き出すコミュニケーション術」についてお話したいと思います。
頼ることは弱さではない
私もかつて、「仕事でも家でも、自分でやらなければいけない」という考えにとらわれていました。
管理職という立場になると、特に仕事では
「リーダーだから私が全面責任を持ってやらなきゃいけない」
と思い込んでいました。
さらに家でも「母親として、家のことや育児は私が中心にしないと」
という無意識の思いがありました。
それでも、ある時、体が動かなくなってしまいました。
仕事も家事も悩み込みすぎて、完全にキャパオーバー。
追い込まれた私が見直したのが、周囲とのコミュニケーションの取り方でした。
仕事での「頼る力」を強化する
今後の仕事での「頼る力」について。
管理職として、チームメンバーに仕事を頼むのは当然のことかもしれませんが、私はそれがうまくできませんでした。
「今忙しいかな」や
「この仕事は重荷になるかな」
と気遣ってしまい残念ながら、チームに仕事を振るよりも、自分で抱え込んでしまうことの方が多かったのです。
それでも、「周囲の力を引き出す」ためには、まず自分が頼ることを恐れない姿勢が大切だと学びました。
ここで私が実践したのは、以下のステップです。
1.具体的に依頼する
「ただこれお願いします」と言うだけではなく、
なぜそのタスクが重要なのか
どのような結果を期待しているのか
をしっかり説明しました。
その結果、メンバーも自信を持って仕事に取りかかれるようになります。
2. 小さな成功体験を共有する
チームメンバーが成果を出したときは、必ずそれをフィードバックし、成功を共有しました。 これにより、彼らも「自分がチームに貢献している」という認識を持ち、次回以降も積極的に取り組んでくれるようになりました。
3. フォローアップを続けない
頼んだ仕事が終わったら、それで終わりではありません。
定期的に進捗を確認し、必要な場面ではフォローしメンバーに安心感を与えました。
家庭での「頼る力」が大切
仕事だけでなく、家庭でも「頼る力」は重要です。
母親としての役割に強い責任感を感じていた私は、家事や育児を他の人に頼むのは最初、抵抗がありました。
負担をかけてしまうのではないか、とか
母親として失格なのではないか
とさえ感じていました。
しかし、そんなことを思いついたままでは、結局自分が疲れてしまうだけ。それを機に、家事や育児も夫や息子と分担し、チームのように協力することができました。
家庭でのコミュニケーション術
家庭でも、周囲の力を引き出すために実践したコミュニケーション術がいくつかあります。
1.具体的にお願いします
「こんなに忙しくしてるんだから察してよ」と思ってしまいがちですが、はっきりと
「この時間に子どもの宿題を見てもらえる?」
など、具体的にお願いします。
これにより、夫も自分が何をすべきかが明確ですになり、協力しやすくなりました。
2. 感謝の気持ちを伝える
家事や育児を手伝ってもらったときは、必ず感謝の言葉を伝えました。
「ありがとう」があるだけで、相手もまた協力しようという気持ちになるんです。
小さなことでも、感謝の気持ちを伝え合うと、お互い気持ち良くサポートし合えました。
3. 役割を特定する
家庭内の役割分担を明確にすることが重要です。
例えば、私が仕事で忙しいときは、夫が夕食を作る担当になるなど、事前にお互いの役割を決めることで、負担が一方に集中しないようにしました。
コーチングスキルを活用して周囲の力を引き出す
これらのコミュニケーションを取る時に役立ったのがコーチングスキルでした。このスキルを活用して、周囲の力を引き出すことも試みました。
コーチングの基本は「相手に自分の答えを見つけてもらうことで自主性を引き出す」ことです。 これを仕事や家庭でも応用し、相手が自発的に動けるようなコミュニケーションを心がけました。
例えば、夫に
「どうすれば効率もっとよく家事を分担できるかな?」
と聞くと、彼自身が解決策を考え、提案してくれるようになりました。
これにより、家事の負担が軽減されるだけでなくても、夫も自分が家事に積極的に関わっていく意識に変わったように感じます。
チームと家庭、どちらも大切にするために
仕事でも家庭でも、「ひとりでがんばらない」ことが、私にとって大きな転機でした。
周囲の力を引き出すことで、管理職としても、母親としても、もっと余裕を持って生活できるようになりました。そして、何よりも、自分だけでなく周りの人たちも成長できる環境を作れたことが大きな収穫です。
「頼ること」は弱さや逃げではありません。
それはリーダーシップの一部であり、家族やチーム全体の力を引き出すために必要なスキルです。
それが、仕事と育児を両立するための鍵となるはずです。
私もまだまだ途中ですが、「周囲の力を引き出す」ことで、これからも仕事と育児を両立させて行こうと思っています。
そして、同じように頑張っている管理職やワーママの皆さんも、この方法がを試してもらえると嬉しいです。
今日のおすすめの本:「承認が人を動かす」鈴木義幸氏
お願いするためのコミュニケーションについて具体的な方法が書かれています。すぐに取り入れられる方法がたくさんあるのでぜひチェックしてみてください。
今回の記事、いかがでしたでしょうか。
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