「ひとりでがんばらない」リーダーは準備が9割
中間管理職として働いていると、チームの成果を上げるために
「自分が全てをやらなければいけない」
と感じることがよくありました。
1日中びっしり詰まっている会議、その合間をぬってメールの返信やメンバーとのコミュニケーションを取り、会議が終わるとそこで出た課題に着手する、という日々。
「このスタイルはサステナブルではない」と思った私は「任せる力」を意識して取り組むようになり、チームの力を引き出すことができるようになりました。
今日は、私が実際に経験し、学んだ「任せる力」についてお話します。
任せにはどんな準備が必要か、具体的なステップやコツを共有するために、同じように悩んでいる中間管理職の方々を参考にしていただければと思います。
なぜ「ひとりでがんばらない」が重要なのか
最初に私が気づいたのは、「自分ひとりで全部するのは無理だ」という単純な事実でした。これまで何とかひとりで解決しようと頑張ってきました。
しかし、その結果、私自身の作業時間は多くなり、疲れもマックスで、結果的にチーム全体の生産性が落ちてしまったのです。
ここで、「任せる力」を意識し始めました。 部下に仕事を任せることで、彼らが自主的に成長し、チーム全体の力が向上していくのを感じるようになりました。
任せるのは簡単なことではありません。信頼関係が必要ですし、私自身のマインドセットも大きく変える必要がありました。しかし、私が経験した「任せる力」は、確かに成果を生むものでした。
仕事を任せるための準備の重要性
任せる力をつけるためには、まずはリーダーの準備が肝心です。
以前の私は、部下に仕事を任せる際、特に準備もせずに仕事を渡していましたが、期待通りの結果は得られませんでした。
後から思い返すと、私がしっかり準備できていなかったことが問題でした。
では、どのように準備すればよいのか。 「任せるコツ」を読んで、実践した具体的な方法を紹介します。
「任せるコツ」山本渉氏
第1回日本ビジネス書新人賞「TSUTAYA賞」受賞し、10万部売れているベストセラー本を参考にしてみました。
タスクを明確に
任せる仕事の内容を、具体的にしておくことが大切です。あいまいな指示では、相手にとって負担になりやすく、期待する成果が得られません。仕事の目的、ゴール、期限をはっきり言って、メンバーが迷わないようにしました。相手のスキルと適性を見極める
誰にどんな仕事を任せるか、これは慎重に考える必要があります。相手の得意分野や成長させたい部分を見極め、適切な仕事を決めることが成功の鍵です。 部下それぞれの強みや弱点を認識するために、日々のコミュニケーションを大切にしています。相手のメリットを明確にする
これをすると本人にとってどのようなメリットがあるか、を伝えることも重要です。「成長意欲」や「感謝されたい」などメンバーによって満たしたい欲求は様々です。それを意識し、相手にメリットがあるような形で仕事の依頼をすることがポイントになります。
チームメンバーに仕事を任せる具体的なコツ
任せるための準備が整ったら、次は具体的な任せ方です。ここで私が学んだのは、信頼関係を大切に、いかにチームメンバーに責任感を持たせるかということです。
明確な期待を伝える
任せる仕事に対して、どんな成果を期待しているのかをしっかり伝えることが重要です。私は、部下に「なぜこの仕事が重要なのか」を伝えるようにしております、その目的が明確になることで、彼らもより責任感を持って付き合ってくれます。フィードバックを定期的に行う
任せた仕事の進捗状況を把握し、適宜フィードバックを行うことで、メンバーが迷わず進められるようにサポートします。 改善点についても具体的にアドバイスしています。失敗を許容する環境を作る
時には、失敗する可能性もあります。しかし、それを恐れて任せないのでは、メンバーは成長できません。私は、失敗を恐れず挑戦できる環境を整えることで、メンバーの自主性を引き出しています。感謝を示す
メンバーが仕事を完了した際には、必ず感謝の気持ちを伝えることを忘れません。 どんな小さな成果でも、認められることでメンバーは自信を持ち、次の仕事にも前向きに取り組みます。
任せる力がリーダーシップに与える影響
仕事を任せる力が高まると、リーダーシップにも大きな影響を与えます。私自身、最初は「全て自分でやらなければいけない」というプレッシャーに押しつぶされそうになっていましたが、任せる力を身につけたおかげで、チーム全体が自立的に動けるようになり、結果として私自身の負担も軽減されました。
また、部下が自主的に動けるようになることで、チーム全体の士気が上がり、メンバーのリーダーシップも自然と発揮できるようになりました。
自分が全てを実施せずに、チームの力を信じて任せることで、結果的にチーム全体の成果が向上するのです。
自律的なチームを育てるための具体策
最後に、自律的なチームを育てるために私が実践している具体的な方策を伝えます。
定期的な1on1ミーティングを行う
定期的に1on1ミーティングを行い、彼らの悩みや意見を聞いています。これにより、彼らが自主的に動ける環境を整えることができます。フィードバックとフォローアップを忘れずに
仕事が完了したら、それで終わりではありません。必ずフィードバックを行い、次のステップへのフォローアップを行うことで、成長をサポートしています。
最後に:任せる力を高めて、チーム全体を成功に導く
私が「任せる力」を身につけたことで、チーム全体がより自主的に動き、成果を上げられるようになりました。リーダーとして、全てを自分で悩むのではなく、チームメンバーを信頼してして任せることで、チーム全体を成功に導くことができます。
任せる力は、チーム全体を成長させるための重要なスキルです。これからも私は、この力を磨き続け、より良いリーダーシップを発揮していきたいと思います。
今回の記事、いかがでしたでしょうか。
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