ハビットトラッカーが苦手な人におすすめしたい「積み上げ記録」
習慣を継続するコツとしてよく用いられている「ハビットトラッカー」途中で挫折してしまう方も多いのではないだろうか?私もそうだった。
なぜ途中で挫折してしまうのか?と考えた時に「できない自分に直面するのが怖いからだ」と気付いた。
月初めはやる気があるので頑張れるが、2週目辺りから気持ちが緩んで記録が止まってしまう。そうなるとハビットトラッカーの空白が目立ち始める。
その空白を見るたびに「先週もできなかったのに、今日もできなかった。自分はダメだ……」と自分を責める原因になっていた。そして苦しくなって、ハビットトラッカーを見ることすらも嫌になってしまう。
習慣化を続けるための手段なのに、私にはハビットトラッカーが逆効果になっていた。
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もちろん、自分の目標設定が高すぎたことも原因の1つではある。そこで、最近はスモールステップで数値や時間を決めるように気をつけている。
記録することを辞めた時期もあった。しかし、ハビットトラッカーを付けないのもまた不都合が生じる。
続けている実感を得られないのだ。自分の身になっている感じがないから、いつしかやらなくなってしまう。
やはり習慣を見える化することは大事で、ハビットトラッカーは有効な手段だと実感した。だけどハビットトラッカーが苦手……。
「どうしたらいいだろうか?」と考えた時に、私がハビットトラッカーに対して感じている「できない自分に直面する状態」と「自分の身になっていない感覚」を無くせばいいのだと気付いた。
ハビットトラッカーは2パターンで記録する!
ノートにアイデアを書き出して導き出した結論は、2パターンで記録するということだった。
1つ目は従来の方法どおりその日にやったことを記録する。2つ目は日付関係なく実施した回数を記録することだ。
① 日付ごとに記録する
自分の心身の健康に関わるものは日付ごとに記録するようにしている。今日の気分や睡眠時間は毎日埋められるものなので、空白を気にする必要はない。
毎日の習慣や環境と自分の心身との相関を見るためにも、これらの項目は日付ごとに記録するのが向いている。
実際のハビットトラッカーを見ると、睡眠時間が少ない日や雨の日は調子が悪いことが分かる。
またアファメーションは行う時間を明確に決めているので続けられているが、瞑想は決めていないので継続できていない。
このように書いて見える化することで、上手くいかない原因がハッキリと分かる。原因が分かれば、あとは対策をすれば良いだけだ。
「できない自分」で留めずに「できる自分」になるための判断材料として、ハビットトラッカーを使えるようになってきた。
② 積み上げ記録をする
もう1つは日付関係なしに、実施した回数を積み上げていく記録だ。冒頭に書いたように、私がハビットトラッカーを続けられない原因は「できない自分に直面したくない」「自分の成長に繋がっている感覚が得られない」ことだ。
実施した日に記録する方法だと、毎日続けない限り「空白」が生まれてしまう。この空白が自分責めの根本的な原因だった。
だったら日付の縛りを無くして、ポイントカードのように実施した回数をどんどん積み上げていくスタイルにすればいいじゃん!と閃いた。
そうすればコツコツと未来へ繋がっているイメージもしやすいし、ゲーム感覚で楽しく積み上げていくことができる。
苦手だったハビットトラッカーも工夫することで一気に楽しみになり、結果として継続にも繋がっている。
できないのではなく、どうしたらできるようになるかを考えよう。
毎日するのが当たり前のことは内容が明確なので、日付ごとの記録に向いている。
一方、まだ習慣化していないことは、積み上げ記録で楽しみながら記録すると、結果として習慣化に繋がる。
ハビットトラッカーを続けられない自分を責めるのではなく、どうしたら心地よく記録ができるか?に焦点を当てると習慣化を楽しめる自分に変わることができた。
ハビットトラッカーが苦手な方は、日付に囚われない「積み上げ記録」も試してみてはいかがだろうか?
(個人的にコレクター気質の方には合う気がする……^^)
コツコツ積み上げる感覚を視覚化して、楽しく続けていこう。もちろんハードルを低くすることも大切に!
ハビットトラッカーと上手く付き合いながら、残りの期間もnoteの更新を続けていくぞ〜♪
2024.4.17. Rina