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ちょこザップが流行っている理由
つい最近、住んでいるマンションの下にちょこザップがオープンした。
その前はコンビニだったので目新しいなとか思っていたのだが、通るたびに常に自転車が6台ほど駐輪していて、かなり繁盛している印象を受けている。
気になってちょこザップを調べてみたのだが、まずスポーツジムにしては値段がリーズナブルすぎるなと思った。
何故ここまで安いのかと言うと、いわゆるダンベルやバーベルなどのフリーウェイト系の器具が置かれていないので会員の怪我のリスクが少ないのと、入会手続きはスマホで簡単に行えてしまう。この2つの理由でスタッフが店舗に在中する必要がない。ちょこザップは人件費がほぼかかっていないのだ。
さらに、ちょこザップの凄いところは他社の24時間ジムと比べての競争優位性の高さにあると思う。
月額会費3000円ほどの安い価格設定と、今までのジムになかったセルフエステやセルフ脱毛器などの様々なサービスが充実している。
上記の部分だけ見ても十分に凄いのだが僕が更に凄いと思う部分は顧客ターゲットの目の付け所だと思う。
思い返せば僕がスポーツジムでアルバイトをしていた時の会員の層はがっつりフリーウェイトを使用するようなトレーニング上級者か、マシン種目かランニングマシンしか使用しないようなトレーニング初心者のどちらかに二極化していた。
ちょこザップはこのトレーニング上級者の層は拾わずに初心者の層に目を付けてターゲットを絞ったのだ。
僕もはじめてジムに入会した頃はトレーニング上級者が沢山いるフリーウェイトのエリアには入り込みにくかったたし、間違いなくそれに近い心理的な要素が初心者にとってジム入会への足かせになっていると思う。
この今まで他のスポーツジムが解決できなかった顧客のインサイトを解決したのは素晴らしいし、凄く考えられているなと思った。
ちなみに余談だが、コンビニが潰れてちょこザップが出来る前に会社の経営をしている母親にテナントを借りて何かやってみたら?と冗談で言ってみたら。
そこのテナントは何かができては潰れての繰り返しだから、そこの立地で商売するのは何をやっても難しいと言われた。
個人的には商売にむいていない場所で今後ちょこザップがどう足掻いてくれるのか楽しみである。