【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』01
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読書メモ
はじめに
『ザ・ワイヤー』(連続ドラマ)
繰り返し登場するテーマの一つに「説明責任」としての測定実績がある
数字のごまかしが行われる
例:テストの成績が悪ければ学校が閉鎖される
授業のすべてをテストの練習に充てる
→本来の目的(教育)から外れる
測定基準の改ざんはあらゆる分野で起きている
世の中には測定できるものも、測定に値するものもあるが、測定できるものが必ずしも測定に値するとは限らない
感想
測定するのは、目的が達成できているかどうかを知るための手段の一つなのですが、そのわかりやすさのために、測定できる数値の達成そのものが目的となってしまうことも聞いたことがあります。
もちろん、測るか測らないかの二者択一ではなく、「「適切に」測れ」ということにはなりますが、この「適切に」というのが問題になりそうです。
医学に「真のアウトカム」と「代用アウトカム」という概念がありますが、どの分野であっても、自分が測定している数字が、どちらの種類のものなのかを意識して考える必要があると思いました。
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