【読書メモ】吉田満梨, 中村龍太 『エフェクチュエーション』22
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第4章 レモネードの法則
予期せぬ事態を「手持ちの手段(資源)」として活用する
起業家が「赤いボールの個数を知っている人が誰もいない」という事態を積極的に活用するとしたら…
他の人の目を盗んで、大量の赤いボールを壷に追加する
赤いボールを持っている仲間を引き入れて、大量の赤いボールを壷に追加する
青いボールを引き当てれば勝ち、とルールを変更できないか交渉する
起業家は、予期せぬ事態を自らの手持ちの手段(資源)の拡張機会と捉える
予期せぬ出会い:「誰を知っているか」に加える
予期せぬ情報や出来事:「何を知っているか」に加える
上記のことをしたうえで、新しく「何ができるか」を発想しようとする
感想
「自分で環境・状況を変える」「他の誰かにやってもらう」「ルールを変更する」は、意外に盲点かもしれません。というのは、「決められた条件で、決められたルールで勝負する」ということが、強い刷り込みになっていて、決められた枠内で勝負しなければならないという先入観に囚われてしまっていると思います。
実際、予期せぬ出来事はたくさんあると思いますが、「決められた条件で、決められたルールで、計画通りに行う」ということに固執してしまうと、予想もしていなかった幸運も見逃して取り逃すと思います。
事業を行うとき、あまりにふらふらしすぎているのも考えものですが、予期せぬ事態を取り込んでいく、柔軟さと強かさは持っていないと、うまくいかないような気がします。
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