【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』68
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PartIV結論 16いつどうやって測定基準を用いるべきか
チェックリスト
測定はどのような目的のために使われるのか? 言い換えるなら、その情報は誰に公開されるのか?
重要なことは以下を区別すること
作業をおこなう当人たちが実績を内部で監視する目的で使うデータ
第三者が報酬や懲罰のために使うデータ
報酬の対象となる目標が、測定される者の目標と合致している限りにおいては、報酬や懲罰に紐づけられた実測測定は、内的動機を強化することに役立つ可能性はある
報酬や懲罰の仕組みが、測定される者にとって無駄や有害と思われる行動を誘発するのなら、様々な形で操作される可能性が高くなる
感想
現場に関係のない人間が測定基準を持ち出して評価することに、現場の人間は不信感を持つのだと思います。他人から自分の行動を自分が納得していない理由で評価されるとなれば、不快な気持ちにはなると思います。
それに、この仕事を失ったら後がないと思えば、数字をごまかす不正をしたくなるのも、(肯定できるものではありませんが)仕方のない行動とも思えます。
どれだけ現場の人間が納得できるかが、測定基準を定めるうえで重要なのだと思います。測定という客観的に見える指標であっても、運営するのは人間であり、人間の感情に基づいて実施すべきなのだと思います。
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