【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』54
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読書メモ
第2章 10のリサーチ技法②『情報をつくる編』
デザインシンキング型ワークショップ
ワークショップの事前準備
事前に運営メンバーでワークショップのシュミレーションを実施
→目的に合致するアウトプットに落とせそうか確認ファシリテーターを呼ぶ場合は、ファシリテーターを巻き込んだワークショップのシュミレーション練習も行うことが望ましい
ワークショップの参加者を想定する
アクティビティに取り組み人数は4~5人程度が望ましい
複数のグループをつくるとよい(アウトプットの量を増やすという点で)
テーマと密接に関係し、引き出したい情報を持っていると思われる人をターゲットにする
企業で実施する場合:ファシリテーション側が参加者の部署、年次、役割、そのテーマについてどれくらいのスキルや知見がるか、などを確認しておく
一般の人(消費者など)を招く場合:属性をリサーチのうえで、参加者を集める
参加者の"多様性"にも配慮する
人柄や立場を踏まえて、アクティビティを円滑に進められそうかも検討のポイントになる(会社員の場合は率直に意見が出てこないのを防ぐ配慮が必要)
感想
ワークショップを開催するとき、リサーチする人はどこにいると良いリサーチができるのかが疑問に感じました。参加している人たちと一緒に手を動かしているのがよいのか、それとも、少し離れたところから観察するのがよいのでしょうか。本音を引き出したいというのなら、一緒に手を動かしたほうがよさそうな気はします。そのほうが打ち解けて話しやすいと感じるからです。
参加者の「多様性」にも配慮することはわかりましたが、その属性を予め参加者に教えないほうが、遠慮などがおこりにくく、良い意見が引き出せるのではないかと思いました。
読書会もある意味、デザインシンキング型のワークショップと似ている面もあると思います。読書会をデザインシンキング型(発見・探索→創発→検証)で再構成するということは、できるのではないかと思いました。