【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』32
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読書メモ
第2章 10のリサーチ技法②『情報をつくる編』
ソーシャルリスニング
見ない「気づき」を引き出すリサーチ技法
アンケート調査:バイアスの影響を受ける部分がある
インタビュー:作られた場の雰囲気で模範的な回答をしてしまう
ソーシャルリスニング:ソーシャルメディアを情報源とし、新たなインサイトを導出する
主な使用シーン
消費者の生の声、消費者の生活に密着したリアルな本音が入手できる
ソーシャルリスニングの利点に、リアルタイム性の高さがある
ルール:「やれる分析」ではなく「やるべき分析」にこだわる
分析目的を明らかにする
工夫しなければ本当に仕えるデータは得られない
ルール:目的に合わせて適切なメディアを選ぶ
「何が知りたいか」で目的に応じてメディアを選ぶ必要がある
速報的かつ定量的に把握したい場合:リアルタイム性が高く、データ件数が多いメディア(Twitter(X)など)
自社の商品に具体的にどのような価値を感じているか、生の声を把握したい場合:より長文のブログや掲示板、レビューサイト
感想
ソーシャルメディアは大量のテキスト・画像・音声などがやりとりされるので、分析者にとっては、膨大なデータ集といっても過言ではないと思います。個人の関心の在り処や率直な意見・考えを知ることができるのではないかと思います。
質問されてしまったり、意見を求められたりすると、どうしても優等生的な回答(タテマエ)を話してしまいがちです。そういうことが少ないのもソーシャルリスニングという手法の良さなのだと思います。
大量のデータを分析するという点では、AIとも親和性がありそうです。ただ、気になるのは、ソーシャルリスニングの場合、著作権などは気にしなくてもいいのか、ということです。新しい手法だけに、法的な問題も出てきそうな感じもします。(やりかたの問題なのかもしれまえんが…)
大量のデータを分析するというよりは、ざっと見渡して当たりをつける、というのが適切なソーシャルリスニングのやりかたなのでしょうか?