【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』19
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読書メモ
第2章 10のリサーチ技法①『情報をさがす編』
公的調査・統計活用
ルール:調査頻度・サンプルサイズに着目する
調査頻度とサンプルサイズ
総務省統計局の「全国消費実態調査」
サンプルサイズが大きい、5年に1回の頻度、直近の動向は捉えにくい
→大きなトレンドを捉えるときに有効
総務省統計局の「家計調査」
毎月の頻度、サンプルサイズが小さい、変動が大きい
→速報性が求められるときに有効
ルール:指標の定義や算出方法に気をつける
消費者物価指数:日本国内の世帯が購入する、財やサービスの平均値的な価格を指標化したもの
留意すべきポイント:「原数値」と「季節調整値」
季節調整値:周期的な変動を除いたもの(毎年決まった季節変動を除いたもの)
国内総生産(GDP)
名目GDP:額面のGDP
→物価の上昇率と経済成長の影響を合算したもの実質GDP:物価変動を取り除いたGDP
→生産性や実需の変化率
感想
統計データを見るときは、調査頻度とサンプルサイズのほかに、サンプルの抽出法にも目を向けなければいけません。書かれていないものは論外として、推測したい母集団を代表するようにサンプルを抽出しないと、母集団を正しく推測することができなってしまいます。
サンプルをとるときには、偏りなく母集団から抽出する必要があるのですが、なかなかこれが難しいです。取りやすいところかサンプルを取る、といったことをやりがちで、偏ったサンプリングになってしまいます。
指標も、どんな指標かわかっている気がしているだけで、理解していないのかもしれません。名称から思い込みでこんなものだと理解している可能性もあるので、よく調べてから使うようにしたいものです。
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