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【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』91

読んだ本

読書マインドマップ

『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』目次マインドマップ

読書メモ

第5章 "リサーチ脳"を鍛える「抽象化思考」

  • なぜ他社の成功事例を鵜呑みにしてはいけないのか

    • 抽象化してヒントを掴む

      • 成功事例や失敗事例は、抽象化されたきっかけや切り口を掴むもの

        • Facebookのファンページ

          • あるメーカー:双方向的な対話になっていない
            →フォロワー数が伸びない

          • 別のメーカー:商品に対する不満コメントに一つ一つ対応
            →急激にファンを増やした

          • 成功事例をそのまま適用するのではなく、失敗事例と成功事例を対比して考える
            →「消費者一人一人と等身大で向き合って対話する」姿勢こそ成功要因

      • そう考えると、学ぶべき事例は自社の業界にこだわる必要がない

        • 回転寿司
          →アサヒビールの工場見学で見たベルトコンベアが思いついたきっかけ

      • 視野を広げて気づきを得られる事例を探すことが有益

感想

過去に読んだ『Think Bigger』の手法にも通じるものがあると思いました。自分の会社内・業界内などの「箱の中」と、外界にある「箱の外」で、それぞれのサブ課題の解決策になりそうな事例を見つけてくる、という手法です。そして「箱の中」よりも「箱の外」で多くの事例を見つけることを推奨していました。

私も割と「話が飛んでいる」と言われがちなのですが、抽象化したレベルの概念で、他の人には関係のなさそうなものがつながっているのかもしれません。

ただ、この抽象化は、個々人で違っていると思います。マインドマップ的な考え方をすると、あるモノやことがらに紐づいて連想されるものが、人によって異るからです。どのような方向性で抽象化されるのかは人それぞれで、だからこそ、いったん抽象化された概念から連想されるモノやことがらは、具体のレベルで違ってきてしまうのだと思います。

そのようなことから、個々の具体的な事例だけを見るのではなく、一度抽象化することが大切なのだと思います。

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Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)
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