【読書メモ】齋藤孝『頭の良い人がやっている「調べ方」究極のコツ』46
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第7章 達人たちの「調べる」エピソード
レイチェル・カーソン(海洋生物学者、環境保護活動家、作家)
科学的な調査を下支えにした発信の先駆
飛行機によるDDT大量散布
→野生生物保護地域の小鳥が命を失っている実際に調査を始める
→情報から行動へと移せるかどうかで、人生が大きく変わる『沈黙の春』
→科学的裏付けを取るために、徹底的に調査する(55ページにわたる参考文献が付いている)
「徹底的に調べて科学的に裏付けを取る+問題を広く啓蒙する」ことが重要
→発信力の高い人たちがお互いに手を組んで、世界が必要とする情報を広めていくという発想が、これから求められていく
感想
自然科学だけでなく、人文科学や社会科学も含めて、専門的な知見や情報を世に公開する姿勢が求められていくのかもしれません。
中途半端に科学や学術的な知見や情報を取り入れた発信は、かえって危険と感じています。というのも、専門的な知識がないと、内容を吟味できずに信じてしまう可能性があるからです。ChatGPTなどで調べ物をするときにも、同じことが言えます。
そのためにも、専門的な知見や情報が一般にも広まれば良いのですが、その知見や情報をどれだけ巷間の人々が理解できるのか、というのも課題になりそうです。
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