【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』09
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読書メモ
PartI 議論 1簡単な要旨
測定執着によく見られる特徴
→実績に対して報酬を与えること(=定量化が可能な基準を満たした場合に金銭的なインセンティブを与えること)能力給は、結果もしばしば期待と裏腹なものになる
キャンベルの法則
定量的な社会指標が社会的意思決定に使われれば使われるほど、本来監視するはずの社会プロセスを捻じ曲げ、腐敗させやすくなる
グッドハートの法則
管理のために用いられる測定はすべて信用できない
本書の目的の一つは、実績基準が純粋に有効な場合を特定すること(測定が無意味だとか、本質的に有害だと主張するものではない)
感想
実績に対して報酬を与えることはごく一般的なことでいいことだと思いましたが、そう単純にはいかないようです。測定の公平さや公正さ、改ざんなどが生じてしまうのでしょうか。
実績基準が純粋に有効であるのはどういう場合なのか、また、実績水準が無効または有害であるとき、別の基準を設けることができるのか、ということについて、もっと知りたいと思いました。
また、測定基準がなぜ歪められてしまうのかも、知りたいところだと思いました。
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