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【読書メモ】山口周『武器になる哲学』40

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山口周『武器になる哲学』

読書メモ

第2部 知的戦闘力を最大化する50のキーコンセプト 
第3章 「社会」に関するキーコンセプト

  • 37 公正世界仮説(メルビン・ラーナー)

    • 公正世界仮説:「世界は公正であるべきだし、実際にそうだ」という世界観
      →頑張っている人は報われるし、そうでない人は罰せられる
      →頑張っていれば、いずれ報われる

    • 公正世界仮説に囚われると、努力原理主義に陥る

    • 努力原理主義者が持ち出す根拠の一つ「一万時間の法則」
      →根拠が脆弱
      →「天才は努力する」は「努力すれば天才になる」を導かない

    • 努力が無意味というわけではない
      →練習が技量に与える影響の大きさはスキルの分野によって異なる

    • 公正世界仮説の別の問題点

      • 成功している人は、成功に値するだけの努力をしたきた、という考え
        →逆に「被害者非難」「弱者非難のバイアス」にかかる

      • 世界は公平であるべきと考えるからこそ、自分を報いない社会や組織を逆恨みする


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Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)
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