【読書メモ】波頭亮『論理的思考のコアスキル』47
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読書メモ
第IV章 クリティカル・シンキング 1 ネイチャーとして間違える脳
認知バイアスとは何か④
ステレオタイプ:ある集団に対する固定観念的な知識やイメージを、その集団に所属する個にそのまま適用してしまい、その個に対する認識が実態と乖離してしまうこと
特に、集団およびグループに対するイメージが強ければ強いほど、個別の情報が見落とされたり軽視されたりしがち
ステレオタイプの見方にならないためには、何でも属性に基づいた先入観のみで判断していないかどうかを常に自省的に意識して考えてみること
代表性ヒューリスティック:"代表的・典型的"な例を以て判断すること
例:リンダ問題(p.234)
強い代表的なイメージによって論理が覆された結論を想起してしまう
包含関係で考えれば簡単に間違いに気付く
典型的な3つの認証バイアスは、客観性や論理性を阻害する要因ではあるものの、人間が生きていく上での別のメリットももたらしてくれる
→完全に否定すべきでもないし、完全に払拭するのも難しいと認識すべき論理的思考を行うためには、「正しい論理的思考」とは何かを知っているだけでなく、「ネイチャーとして間違える脳」についても理解した上で、バイアスに陥らないよう意識的に修正する思考態度が求められる
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