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【読書メモ】妹尾輝男『世界は悪ガキを求めている』35

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読書メモ

第7章 閉じこもるな、世界を見据えろ

  • 笑顔で「ホンネとタテマエ」を使い分ける胆力

    • 日本の旧来型のエリートが苦手としているグローバルの慣習
      →「ホンネとタテマエ」の使い分け

    • 欧米でも、階級と教育程度の高い人ほど、「ホンネとタテマエ」をよく使い分ける

    • 「悪ガキ」は、笑顔でタテマエを演じ続けることができる

  • 「リベラルの鎧」を身にまとえ

    • 欧米人エリートのタテマエには決まった「型」がある
      →リベラルな思想

    • エリートがエリートであるために、リベラル思想を装う

    • 自国の文化は大事だが、グローバルで戦うなら、最低限「リベラル思想を装える」必要がある

感想

マキアヴェリの『君主論』でも、人格者でなくてもいいから、人格者であるように見せかけろ、といった話があったと思います。そのことを彷彿とさせます。

笑顔でタテマエを言い続けるというのなら、京都の人の慣習をみるとよいのではないかと思います。よく知られた「ぶぶ漬け」の話も、英米人エリートの振る舞いと似ているところはあると思います。

こういうリベラル思想を装いつつ、本音で戦えてしまうところが、「悪ガキ」の「悪ガキ」たる所以であるとも思われます。

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