【読書メモ】波頭亮『論理的思考のコアスキル』25
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第II章 論理的思考のコアスキル 2「分ける」スキル・「つなぐ」スキル
「繋げる」スキル
アナロジー:端的に言うと「類推/たとえ」。よく知らないこと(未知の事象)を、よく知っていること(既知の事象)に当てはめて/なぞらえて類推すること
通常"ような"を用いた表現形式をとる
メタファーと比較すると、なぞらえる対象の構造や周辺情報までを含んだ類型化であるのが特徴
アナロジーがよく使われるのは、聞き手や読み手がよく知らない事情を、聞き手や読み手がよく知っている事柄になぞらえて表現する場合
→よく知らない情報でも、自分の知識・経験と繋がって「それがどういうものなのか」理解することが可能になるアナロジーは、類似的要素以外のファクターにまで理解と推論を広げることを可能にしてくれる機能を持つ
→例:経営コンサルタントは企業のお医者さんのようなものである思考者自身もアナロジーを前提にして次段階の議論をすることが可能になる
知識と経験の豊かさが、アナロジーの対象や範囲を広げる
コロケーションとアナロジーの相違点
コロケーション:ある事象と別の事象のごく一部の要素だけでも意味的連関性を想起させ得る(自由度や多様性が相対的に大きい)
アナロジー:構造的な類似性を以て繋げる(自由度や多様性が相対的に小さい)
→構造的類似性に立脚しているからこそ可能な、アナロジーを起点にした類推によって、既存の知識には無かった新しいメッセージの獲得が可能になる
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