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【読書メモ】妹尾輝男『世界は悪ガキを求めている』46

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読書メモ

おわりに 「個」として世界と対峙できる日本人へ

  • 日本がふたたび輝くために

    • クウェートでの体験が、著者の国家観の一部を形成した

    • 過去の成功体験のせいで、時代を動かすような「悪ガキ」が出にくくなった

    • 激変の時代を生き抜くには、真の悪ガキ的リーダーが求められる

  • 「悪ガキ」とは「個」としての強さを持つ人間

    • 「社会は人材次第である」という確信を著者は持っている

    • 小手先のテクニックではなく、「人間としての在り方」が問われる時

    • 世界が求める「悪ガキ」とは「個としての強さを持つ人間」

感想

塩野七生さんが、人材についてこのようなことを書いていらっしゃるのを思い出しました。

亡国の悲劇とは、人材が欠乏するから起こるのではなく、人材がいてもそれを使いこなすメカニズムが機能しなくなるから起こるのだ。

塩野七生『日本人へ 国家と歴史篇』(文春新書)

「悪ガキ的リーダー」または「悪ガキ的リーダーの資質を持った人物」がいないとは思えないのですが、その才を見抜き、抜擢し、活用できる「目利き」があまりにも少ないのだと思います。

著者の人生もなかなか波乱に富んだものだと思いますが、ご自身にも「悪ガキ的」な要素があるからこそ、「悪ガキ的リーダー」を見出すことができるのかもしれません。

日本の歴史を振り返ると日本は決して変われない国ではないので、そのあたりはちょっと楽観的に考えています。ただ、ぎりぎりまで追い詰められないと変われないというところもあるので、そのあたりが問題かとは考えています。

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Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)
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