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【読書メモ】妹尾輝男『世界は悪ガキを求めている』11

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読書メモ

第2章 慎重になるな、スピードに乗れ

  • 堀江貴文

    • 「完璧でないものができるまで市場に出せない」と考えるリーダーは、これからの時代、生き残れない

    • 5年間準備して完璧なイベントを開催するよりも、見切り発車でやってみて5年間トライ&エラーを繰り返したほうが、クオリティも高く、お客さんも集まる(堀江貴文『多動力』の引用を要約)

  • 「決めて笑顔で押し切る」のがリーダーの仕事

    • 外資系だろうが日系であろうが、「強い意思を持って決めれば何とでもなる」

    • 慎重派のリーダーには、「とにかくやろう」というのが理解できない

  • 「自分を含めすべてを壊すこと」を恐れない

    • 変革を起こせる人は、これまでの自分の常識、価値観、成功体験に依存しない

    • リーダーを任される人は、自己破壊を伴うほど自分が変わることで、人を動かさせねばならない

感想

リーダーになっている人を見ると、合理性に基づいた信条で行動している感じがします。目的を達成するためなら、自分を変えることも問題ない、といった印象を受けます。(ある意味、自分自身でさえも、目標を達成するための手段くらい考えているのではないかと思ってしまいます)

それだけ、自分が実現したい何かにコミットしているとも言えそうです。自分がどう思われるか、自分が他人と比較してどうか、という話は、自分が実現したいものを実現することに比べれば、優先順位が下がると考えているのかもしれません。

その点では、徹底的な合理主義者であり、(夢想家の反対語の意味で)リアリストだと思います。合理性といえば、どんな行動にも理屈はつけられるものですが、「悪ガキ的リーダー」の合理性は、視座の高い位置での合理性であると思われます。

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Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)
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