【読書メモ】波頭亮『文学部の逆襲』 6
【読んだ本】
【読書マインドマップ】
【読書メモ】
第4章 文学部の逆襲
現代の大きな物語
AIによる知的労働からの解放
→大きな物語はどのような価値観と方法で描かれるのか?(アリストテレス)人間の営為は、何かの手段ではなく、その営為自体に究極の目的であるようなエウダイモニア(幸福の行為)があるとした
エウダイモニアとしての真善美:その活動自体によって得られるような究極的な目的としての真善美
経済合理性から離れ、人間性や人間らしさに回帰すべき
人間らしさには、「遊び」の要素が欠かせない
遊びから生まれるもの
人文・芸術(太古の昔から原型が存在。例:約2万年前のラスコーの壁画)
交流(複数人による遊びが多い、究極の遊びは"おしゃべり"だと言えるかもしれない)
文学部の逆襲
人間の英知
→道具と言葉に象徴される
→その所産と営為は、科学と人文に整理できる科学:自然の現象を対象にする。自然の法則やメカニズムを明らかにして、方程式を立てたり、技術を開発したりする
人文:人間と社会を対象にする。人間と人間集団にインストールされている法則性や必然性を明らかにしようとするもの。意味や価値といった定性的側面を扱うのが、強みであり、特徴である
日本政府は、人文系ではなく、実学系の学問(ITや工学)に、資源を投入すべしと考えている
この記事が参加している募集
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。よろしければサポートいただけますと幸いです。本を買い、noteを書き続け、読書文化の輪を広げるために使います。