【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』39
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読書メモ
第2章 10のリサーチ技法②『情報をつくる編』
インタビュー① ビジネス関係者/有識者インタビュー
ルール:インタビュー対象と調査事項を明らかにする
まずインタビューを行う対象・調査事項を事前に整理しておくことが必須(図表3-20を参照、p.129)
ルール:インタビュー先の立場・利害を常に意識する
場の流れや質問方法を十分に工夫しないと、有益なインタビューにならない
インタビューする側とされる側の利害が異なるときもある
→インタビューされる側は、自分の利に適う発言をすることに留意する
ルール:人脈がなくても積極的にインタビュー対象にアクセスする
参考となりそうな記事、論文、書籍に目星をつけ、連絡を取る
丁寧な自己紹介とわかりやすい趣旨説明を行う
先方にもメリットがあると感じさせるような文章を書く
連絡を取る前に、Web検索で、その執筆者の専門研究領域や、他の発表論文を眺め、インタビュー対象として適切かを見極める
感想
どんな人にどんなことを聞くかを事前に決めておかなければならないのは、アンケート調査などでも同じだと思います。
『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』には書かれていませんでしたが、どれくらい話してもらうか、いつ話してもらうかの、時間・時期のようそも考慮にいれたほうがいいと思いました。
例えば、大学の先生だと、テストやレポートの時期、卒業論文の採点の時期、入試の時期など、忙しいときがあり、そのような時期を避けて話をするほうが無難だと思います。
基本的に、大学の先生は、自分の専門分野について話すときは、話を止めるのが大変なくらい、いろいろなことを教えてくださります。つまらなそうに授業を聴いている、場合によっては眠ってしまっている学生よりも、コンタクトを取り、熱心に話を聴いてくれる人のほうが、モチベーションが出るわけです。
論文や著書などを読み、有識者にコンタクトを取る話は、内田和成先生の『アウトプット思考』にもありました。2人のコンサルタントができると言っているので、実行する価値はあると思います。