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【読書メモ】吉田満梨, 中村龍太 『エフェクチュエーション』14
読んだ本
読書マインドマップ
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読書メモ
第3章 許容可能な損失の原則
熟達した起業家は「命がけのジャンプ」をしたりしない
アイデアの実行に関する意思決定について
コーゼーション:最も成功しそうなものや儲かりそうなもの
エフェクチュエーション:うまくいかなかった際に生じる損失可能性に基づいて、行動へのコミットメントを行う傾向
意思決定実験に協力した起業家27名
リターンの可能性を予測するための特別な努力を払わない
予期せぬ事態は避けられないことを前提とし、最悪の事態が起こった場合に起きうる損失をあらかじめ見積もる
→それが許容できるなら実行する
感想
伸るか反るかの大勝負のようなことをやらないのが、エフェクチュエーションということでしょう。
損害を予め見積もる、ということは、どう撤退戦を行うか、を決めることと同じであると思います。ここまでの損失なら、という基準を決めないおくと、ズルズルと損害を出し続けたまま、最悪の事態を迎える、ということにもなりそうです。
損害を最小限にするには、事業のポートフォリオを組んでリスクを分散させておくこと、冷静なときに引き際を決めておき、その基準をぶらさないことのように思います。
もちろん、あまりにリスクをとりすぎ、とらなさすぎ、というのはあると思います。とりすぎでは身の破滅ですし、とらなさすぎではリターンが望めません。いい塩梅を見極めなくてはならないと思います。
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