【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』10
読んだ本
読書マインドマップ
読書メモ
第2章 10のリサーチ技法①『情報をさがす編』
Web検索
ルール:情報発信のポジション・情報の鮮度を常に意識する
発信者
特定のグループの利益代表者ではないか?
根拠のない発信をしていないか?
複数のデータソースから同様のメッセージが導かれるまで探索することが原則
Wikipediaや各種まとめサイトは、誰でも発信・編集ができる
→ビジネスリサーチで使えるレベルの信頼性を担保できないデータソースの信頼性について必ず確認し、資料としてまとめる際にも明記する
情報の鮮度
市場概要について金融機関や調査会社がまとめたレポートは、いつの情報なのかに注意する
テクニック:タブブラウジングを使って効率的に信憑性を高める
新しい記事は、新しいタブで開く
複数のサイトを開き、見比べながら調べる
テクニック:Google検索の使えるTips
論理演算子:AND、OR
フレーズ検索:""でフレーズを囲んで検索
「ー(マイナス記号)」の使い方:指定したキーワードを除外する
「filetype:」の使い方:キーワードとANDで検索
「site:」の使い方:指定したウェブサイト内を検索
「cache:」の使い方:削除されたウェブサイトを確認
テクニック:言語に合わせた検索エンジンの活用
韓国語圏(Naver)、中国語圏(Baidu、Sogou)、ロシア語圏(Yandex)など、言語に合わせた検索エンジンを使う
テクニック:Webスクレイピング
Webサイトからの情報抽出をプログラム化して自動化
実践の方法
→Webスクレイピングツールを利用する(図表2-5 p.44)Webサイト規約を確認する(Webスクレイピングを禁止しているWebサイトがある)
感想
発信者と情報の鮮度はWeb検索において重要だと思います。発信者もWeb検索して、学歴、経歴、所属、実績を確認します。重要なのは実績で、どんな立場から、どのようなことを、どの媒体・出版社で発信しているか、を見ます。媒体や出版社にはカラーがあり、著者がどのような立場をとっているのかを推測します。
Webは、電子で文書をやり取りするので、情報の鮮度が高いです。電子なので、古くなった情報や誤った情報が修正されやすいという利点があります。しかし、同時に、以前読んだ記事の内容が変更されていたり、削除されてしまうこともあり得ます。
そのような点から、主張の根拠とするよりも、あたりをつけるように使い方のほうが向いている媒体だと思います。そして、情報の質が玉石混交なので、ある程度その分野の知識をもった人向けの媒体だと思います。