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【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』07

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読書メモ

PartI 議論 1簡単な要旨

  • 測定基準への執着(測定執着)

    • 近年、どこでも見られるようになった文化的パターン

    • 人々が世界について話す方法に影響を与える
      →人々が世界についてどう考えるか、世界でどのように行動するかにも影響を与える

  • 測定執着の基本的前提

    • 測定と改善の関係にまつわる

    • 測定基準の支持者が「説明責任(アカウンタビリティ)」を擁護するとき、以下の意味を暗黙のうちに組み合わせている

      • 責任を取る

      • カウントできる(=測定できる)

感想

責任というのも、因果関係を明確にし、原因の所在を明確にすることから始めると思われるので、医学的なエビデンスの示し方に則れば、統計的な手法で量的に調査して決めるというのは理にかなっているようにも見えます。

しかし、医学的な因果関係を調べる方法が、そのまま別の分野にも適用できるかというと、少し考えたほうが良さそうであることがわかりました。

測定執着を持つ人が、なぜ測定執着を持つに至ったのかを知りたいと思いました。人間の判断への不信がきっかけであるのは確かだと思いますが、何か原因となる事件があったのか、徐々にそうなっていったのか、疑問に思うところです。

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