【読書メモ】シーナ・アイエンガー『THINK BIGGER 』09
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第2章 創造的な脳
ニュートンは何を発見したのか?
ニュートンは多くの著名な科学者を引用(=ピースを1つずつ集めて組み立てる)
ニュートンは重力を発見したのではなく、重力を説明する正確な数式を発見した
ニュートンは、解決したい、価値ある問題を見つけた(=重力の問題を発見したのではない)
「分析的な左脳型」「創造的な右脳型」のウソ
スペリーの実験
→全員が、左目(右脳)で見たものは絵に書いて説明し、右目(左脳)だけで見たものは言葉で説明する(逆はできなかった)
→「言語的思考(左脳型思考)」と「非言語的思考(右脳型思考)」最近の研究では、思考することに関して言えば、左脳だけ、または、右脳だけが働くということはありえない
感想
右脳と左脳の話は、怪しいと思いつつも、すっかり定着した感じがします。男脳・女脳という話もありましたが、こういう話は、あまり鵜呑みにはしないで、わかりやすい例え話的に解釈しておいてほうがよさそうです。
結局のところ、イノベーションとは何なのかを考えてみると、課題の発見と解決法の発見であり、解決法のメソッドがある程度決まっている以上、いかによい課題を見つけるかにかかっているのではないでしょうか。
そう考えると、学術もビジネスもさほど変わりがありません。せいぜいいうなら、結果とプロセスと、どちらに重きを置くかです。ビジネスは結果(利益を出すこと)ですが、学術はプロセス(正しい方法で結論を導き出すこと)に重きを置きます。
いずれにせよ、大きなアイデアを生み出すには、自分の外にあるリソースを積極的に取り入れていく必要がありそうです。
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