【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』02
読んだ本
読書マインドマップ
読書メモ
はじめに
測定された説明責任の時代、測定された実績に対する報酬の時代に生きている
「透明性」を通じてそれらの測定基準を公表するという美徳を信じている
説明責任を測定基準や透明性と同一視するのは間違っている
適切に使用すれば、測定は有益になりうる。透明性も同様。
問題は測定ではなく、過剰な測定や不適切な測定。(測定基準ではなく、測定基準への「執着」が問題)
感想
測定や測定で算出された数字は「客観的」で「公平」である、というイメージが付与されているのだと思います。測定や算出された数字は、「疑いようのない正しさ」が無意識の前提として持たれていると思います。
測定や測定で算出された数字のもつある種の「絶対性」が、測定そのものが一人歩きしてしまっている原因であり、測定基準への「執着」を生じさせているものだと思いました。
適切に使用すれば測定は有益になりうる、というのはどんな条件下でのことなのか?、これからの議論の展開が楽しみなところです。
この記事が参加している募集
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。よろしければサポートいただけますと幸いです。本を買い、noteを書き続け、読書文化の輪を広げるために使います。