【読書メモ】山口周『武器になる哲学』29
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読書メモ
第2部 知的戦闘力を最大化する50のキーコンセプト
第3章 「社会」に関するキーコンセプト
26 リバイアサン(トマス・ホッブズ)
世界というシステムの前提
人間の能力に大きな差はない
人が欲しがるものは希少で有限である
上記二つの命題から必然的に引き出される社会の状態
→万人の万人に対する戦い社会の構成員全員でルールを決め、守るよう約束させる
→ただし、ペナルティがないとルールに意味はない、とホッブズは考えた
→その解決策として、法を犯した人を罰するだけの権力を持つ権威を中央に置くことにした中央になる権威は、社会の構成員と契約を結び、ルールを守らないものを厳しく取り締まることに全員が合意する
社会を構成する自由と安全を保証する唯一の方法は、個人の自由を安全を剥奪できる権力を有した巨大な権威
→その権威に社会を統制させる
→その権威がリバイアサンホッブズの思考プロセスをたどることが重要(アウトプットはそれほど重要ではない)
→いくつかの人間や社会に関する性質を仮定すると、必然的にある結論が得られると言っているにすぎない(=「国家が必要だ」と無条件に言っている訳ではない)
→「自由ある無秩序」か「独裁による秩序」の問題をわれわれに投げかける
→ホッブズの生きた時代の背景を考えると、「自由ある無秩序よりも、独裁による秩序」を選ぶとしても無理のないこと
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