【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』38
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読書メモ
第2章 10のリサーチ技法②『情報をつくる編』
インタビュー① ビジネス関係者/有識者インタビュー
対面で得た情報には価値がある
インターネットアンケートでは、回答者の深い見解・価値観等を拾うことができない
教科書的なリサーチ報告を"現場感"や"しみじみ感"のあるアウトプットリサーチに昇華させる
主な使用シーン
インタビューの種類
ビジネス関係者/有識者(エキスパート)インタビュー
消費者インタビュー
ビジネス関係者に対するインタビュー
ビジネス上での課題や改善点を把握するために行うもの
有識者に対するインタビュー
新しい領域に取組む際に、有識者の知識や見解を吸収してキャッチアップし、初期仮説を立てるために行う
以下のようなシーンで行うと、リサーチ業務を効率的・効果的に勧めることができる
本格的なリサーチの前に、専門家に大まかな全体像を聞いて理解する
調査対象について、机上ではつかめない現場感のある情報を得て、説得感を出す
感想
本を読むよりも、よく知っている人に話を聞いたほうが全体像がつかみやすく、理解しやすかった経験があります。有識者インタビューの効用とは、そういうものだと思います。
謝礼を払って有識者にインタビューする、ということまでいかないにしても、ちょっと話をするだけでわかることもあります。
逆にいうと、人にわかってもらうように説明するには、自分がきちんと言語化して理解できないといけません。なので、平易なことばで説明できる人は、相当実力がある人だと思います。
フィールド調査でもそうですが、文字にしたとたんにこぼれ落ちてしまう情報があります。文字の場合は、著者に直接質問できないため、文字化されたことによる情報の穴を自分で埋めていかないといけません。
自分が精通している分野だとそれができるのですが、知らない分野だとそうもいきません。そういう意味でも、有識者に対するインタビューは有効であると思います。
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