【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』28
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読書メモ
第2章 10のリサーチ技法②『情報をつくる編』
アンケート調査
C設問を決める:設問数30問程度に収れんさせる
全体の設問ボリュームは極力絞る必要がある
10分程度で回答し終わる分量が望ましい(20~30問程度が限界)
テクニック:予備調査を最大限利用する
調査会社に依頼する場合には、本調査とは別に予備調査を実施する
予備調査では、ターゲットを識別するために数問を回答させる
→非常に大きいサンプルサイズが得られる
→それ自体をアウトプットとして有効活用できる健康食品の例
本調査では利用者だけに回答してもらう
予備調査では未利用者にも回答してもらっている
→未利用者の意識を探るための質問を盛り込むことで、追加調査なく消費者の傾向を把握できる
感想
アンケート調査は設問数が多いと、回答者の集中力が切れて、回答の精度が落ちると言われています。回答してもらう方にとっては、いろいろなことを聞きたいのですが、設問数が多すぎると、信頼できる調査にはならないようです。
また、自由回答(Free Answer)での回答を多くしても、回答者には負担になります。細かいことを聞くのに自由回答は便利ですが、多用するとよくないという話を聞いたことがあります。
予備調査は、スクリーニングと呼ばれることもあります。本調査に進む回答者を選別するための調査です。予備調査は、本調査よりもずっと多くの人から回答を得ることができるので、設問のやり方によっては、本調査の対象となっている人たち以外の意向も知ることができます。
この予備調査を使うテクニックは、アンケート調査で使いこなしたいものです。
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