【読書メモ】ジェリー・Z・ミュラー 『測りすぎ』47
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読書メモ
PartIII あらゆるもののご測定? ケーススタディ 10警察
効率性を測るための逮捕率に関わるもの
さらにやっかいかもしれない誘惑
→手っ取り早く数字を上げられるほうが選ばれてしまうどの逮捕も同じ重要度なら、簡単な事件のほうを追いかけたくなる
測定基準を報酬や懲罰の基盤に使おうという誘惑は、より信頼性の低い、非生産的にもなりかねない測定結果につながっているかもしれない
感想
数字の「質」を問わないと、数字の取りやすいほうに流れていってしまうことはどこにでもあると思います。ビジネスでも数値目標を設けることがありますが、やりかたがよくない(=その目標値に達したかどうかのみを評価の基準にしてしまう)と、目標を設定するほうは低めの目標値を設定してしまいます。
測定結果を吟味せずに人物評価や罰則に直接使ってしまうと、副作用のほうが多く出てしまうと思います。このことから考えると、やはり、数字による管理は万能ではなく、ほどほどに使ったほうがかえってうまく活用できるのではないかと思います。
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