【読書メモ】丸山俊一『働く悩みは「経済学」で答えが見つかる』3
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読書メモ
第1章 マルクス先生、今働くって、何ですか? ― 労働編
自分が日々忙しく仕事をしている理由が、自分でもわからない
→疎外の問題疎外:本来自らに親しいはずのものが、意図せざることによって、よそよそしいものになってしまう状況のこと
資本主義では、
労働者は労働の生産物から疎外される
労働者は労働そのものからも疎外される
→喜びだった労働が苦痛となる最終的には、労働者は、類的な存在からも、人間であることからも疎外される
生産手段から引き離されているがゆえに、生産者は疎外される
→新しいアイデアが『商品』となっている今という時代では、生産手段を持った資本家の側面もある
→だとすれば、資本家の側面もある現代人がなぜ疎外を感じるのか?
→替えの利く歯車のままではないのか?
→過度な専門家、過度な分業が背景にあるのではないか?分業は、類的存在としての人間の活動の疎外形態を生み出す危険性をもっている
→商品を生み出すプロセスが細分化されるにつれ、構想(精神的労働)と実行(肉体的労働)が分離されてしまう
→資本家が構想を独占し、労働者は実行のみを担うことになってはいないか?構想(精神的労働):自分で考える構想の作業
実行(肉体的労働):自らの肉体を動かして行う実行の作業
分業によって単純な作業を繰り返していると、労働者は知性を行使する機会を奪われ、いよいよ精神が崩壊する
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