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【読書メモ】妹尾輝男『世界は悪ガキを求めている』06

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読書メモ

第1章 安定を望むな、変化を選べ

  • 「人格者」より「先手を打てる人材」のほうが、価値が高い

    • 新しいタイプのリーダーは、激変の兆しを敏感に察知して未来を予測し、その対処法を考えることに心血を注いでいる

    • 実務にすぐれている、人望が厚い、ということは、あくまで二の次

    • グローバル企業の役員に突出しているのが「変化の兆し」をいち早く感じ取る先見性が突出していること

    • 協調性、紳士的な物腰、人格などは、どうしても二の次になる

  • 周囲が「前例や規則」にとらわれているときこそチャンス

    • いまを生き抜くリーダーは、変化の波に乗ることを楽しみさえしている

    • 日本の大手企業から外資系に転身して大成功したS氏の例

      • 会社が開始したアメリカ経営大学院(MBAコース)への企業派遣に応募し合格

      • MBA取得後も、海外赴任の機会があると、すぐさま手を挙げた

      • 海外の現地では激しいビジネス環境の変化を目の当たりにした
        →何も変えようとしないほとんどの日本企業に大きな不安を感じた

      • 2回目の海外赴任ちで、取引先のヨーロッパ企業から声をかけられ、そのオファーを受諾した

      • 外資系企業の日本社長をいくつか歴任

感想

読めば読むほど、悪ガキとは、戦乱時のリーダーのことなのだと思います。戦乱時は生き残ることが最重要視されるので、人格や協調性などの優先順位が下がってしまうことは、致し方ないことのように思います。

ただ、このやり方が、いつどこでも通用するかというと、そうでもないと思います。世の中に閉塞感があって新しいものが求められるとき、悪ガキ的なリーダーは力を発揮できると思います。逆に世の中の混乱が収束しつつある状態でこれから秩序を作ろうとするときは、人格者的なリーダーが必要になると思います。

もし、自分がリーダーになるとすれば、もしくは、有望なリーダーについて行きたいと考えているなら、自分が生きている時代がどんな時代かを見極めることが大切だと思います。

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Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)
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