【読書メモ】妹尾輝男『世界は悪ガキを求めている』25
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第5章 任せるな、自分でつかみ取れ
「本気で楽しむ」ことにいっさい、妥協しない
リチャード・ブランソンの「悪ガキ」としてのエピソード
タレント発掘チームのうち、一人が横領
→リチャードはその男を解雇せず、もう一度、新人発掘のチャンスを与えた
→その後、その男は、カルチャー・クラブを見出した「ヴァージン・ウェイ」の中心にあるのは「本気で楽しむこと」
=情熱を持ってものごとにかかわり、その瞬間、瞬間を楽しむリチャード・ブランソンは、「自分を喜ばせる」ことに熱中した
感想
「情熱を持ってものごとにかかわり、その瞬間、瞬間を楽しむ」とは、山口周さんの『ビジネスの未来』にあった「コンサマトリ」のことなのだと思います。対義語の「インストゥルメンタル」(「いま」を未来のための手段として使ってしまうこと)と比較すると、理解しやすいです。
この「自分本位的」「いまに熱中する」生き方を、「悪ガキ」と表現したり「コンサマトリ」と表現したり、ということなのだと思います。
「いまを楽しむ」とは「享楽的」とも捉えられ、あまりいいことと考えられていない感じがします。もしかしたら、資本主義とともに、日本にもピューリタニズムに近い考え方が入ってきたのかもしれません。その枠の外で生きているのが、「悪ガキ」なのだと思います。
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