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【読書メモ】吉田満梨, 中村龍太 『エフェクチュエーション』12
読んだ本
読書マインドマップ
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読書メモ
第2章 手中の鳥の原則
余剰資源によって生み出されたイノベーション
組織や会社のなかに存在する「余剰資源(Slack)」を活用することも有効
過去の産業史において、余剰資源を活用しながら大きな経済的な成果を実現した起業家の事例は数多くある
エスティローダーの例
裕福な顧客の「時間」が余剰資源となった
美容室でヘアセットしてもらっている顧客の女性たちの待ち時間を活用し、商品(クリーム)の無料ハンドマッサージを提案
→最初の売上を作ることができた
余剰資源は、普段意識されていないがゆえに、すぐに気づいて活用することが難しいと感じられるかもしれない
→普段から意識して探してみる(稼働していない時間帯の設備、廃棄されている材料など)
感想
余剰資源は、よく観察していないと見えてこないものなのかもしれませんね。普段から意識して見ていないと、「資源」として見えないと思います。背景になってしまう感じがします。
使っていない「モノ」だと比較的見つけやすいでしょうが、人の「スキル」や「時間」など、目に見えないものを「資源」として見出すのは、かなり難しいことのように思われます。
そういった余剰資源は、偶然に発見できるものなのか、観察に観察を重ねたうえで発見できるものなのか、そのあたりも知りたいと思いました。
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