【読書メモ】アクセンチュア 消費財・サービスグループ著・上原優編著『外資系コンサルのリサーチ技法(第2版) 』24
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読書メモ
第2章 10のリサーチ技法①『情報をさがす編』
民間調査レポートの活用
ステップ④:内容はそのまま使わず「必要なデータは加工して作り出す」
調査レポート自体に、知りたい情報がピンポイントであることはまれ
→さらに細かい粒度での情報や、別の軸でセグメントを区切った情報が必要調査レポートで得られるデータは、あくまで「意思決定するために必要なデータを導出(推計)するためのデータベース」と捉えることが重要
ルール:調査手法・算出根拠はよく確認しておく
多くの調査レポートは、政府や業界団体が発行しているマクロな統計調査情報がベースになっている
→信頼性・信憑性に疑義がある場合も多くある
→レポート自体を使わず、自ら推計で算出する割り切りも必要になる同一テーマで複数の調査会社のレポートを併用する場合も注意が必要
→リサーチの文脈に合った、より信憑性の高い調査会社のデータを基軸に調査・分析を進めるのが定石
感想
調査レポートを利用するのは、お手軽そうに見えて、少しもお手軽でないことがわかります。自分でデータを取っていないだけ、使いづらいものがあるのだと思います。そのあたりは、政府統計データもそうで、他人がとったデータは、あくまで、その人・組織の目的に合わせて取られたデータなので、別の人・組織にとっては、使い勝手のいいものであるとは限りません。
公的な統計データもそうであるように、調査会社のレポートも、全面的に頼りきらない姿勢が重要なのかもしれません。
情報収集で大事なのは、どこで見切りをつけるか、ということだと思っています。情報が見つからない場合には、「新しい仮説を考えてみる」「他の人に探してもらう」ことを試したほうが、情報が早く見つかることが多いです。
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