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【読書メモ】妹尾輝男『世界は悪ガキを求めている』27

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読書メモ

第5章 任せるな、自分でつかみ取れ

  • 時代遅れの「純血」主義

    • ある会社の就職説明会で「会社の基本姿勢は純血主義」と語った社長がいた

    • 他の会社の色に染まっていないのが「純血主義」

    • いまは、実利的な面からも、できるだけ多様性を持った組織をつくることが是とされている

  • 他流試合で自分の中に「多様性」を育む

    • この「純血主義」の会社はおかしい

    • ずっと同じ環境にいて、ずっと同じような経験しかしていないなら、多様性のない存在になっている

    • もし、多様な価値観をインストールしたいなら、他流試合に挑戦することを著者は勧める

    • 競争優位性を高めるために、会社でも個人でも、多様性は重要

感想

純血主義は、強みが活かせているうちはいいですが、環境が変わってしまうと、強みが弱みになる可能性が高くなりそうです。そのことを考えると、多様性をもっていたほうが、生き延びられる可能性が高くなりそうです。

マキアヴェリの『君主論』では、次のように書かれています。

それゆえ次のような結論が得られる。 運命は変転する。人間が自らの行動様式に固執するならば運命と行動様式とが合致する場合成功し、合致しない場合失敗する。

ニッコロ・マキアヴェッリ著、佐々木毅全訳注(2004)『君主論』講談社学術文庫1689

変化する環境においては、自分のなかに多様性を備えることの大切さは、ずっとむかしから変わらないと思いました。

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Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)
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