【読書メモ】妹尾輝男『世界は悪ガキを求めている』29
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第6章 権威におもねるな、フラットに生きろ
日本にはびこる無意味な礼儀作法
日本の礼儀作法の中には、疑問を覚えるものも多い
例:メールの書き出し
この礼儀作法は、ムダ以外の何物でもない
権威を誇らない、権威に媚びない
その人の肩書やポジションを、その人自身よりも確実なものとみなしていることが、日本人の問題
そのやり方は、変化の少ない時代では合理的
激変が常態化する時代には、「肩書き」や「ポジション」はまったく役に立たない
自分と相手が、人と人として対応な「パートナー」としての向き合っていく心構えが大切になってくる
→ただし、この価値観を持った人物は、日本では「悪ガキ」的と否定的に評されてしまう傾向があるこのフラットな考え方こそ、リーダーに必要不可欠
感想
「肩書き」「ポジション」のような身分制的な考え方は、先にあった「純血主義」と対を成していると思います。メンバーの入れ替えが少ないから、擬似的な身分制度のような考え方が、組織を維持するために必要となるのかもしれません。
ただ、社員間の関係がフラットであるという考え方が主流だとしても、一度組織内に擬似的な身分制度が確立してしまうと、それを修正するのは容易なことではないかもしれません。世の中には、この身分的な考え方が好きで、自分が他人よりも優位な立場に立っていることに価値を置く人もいます。
そう考えると、「悪ガキ」的なリーダーが活躍できるには、組織のカルチャーが一番影響を与えるのではないかと思います。
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