![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/156997153/rectangle_large_type_2_3fb4469eb044cc52a9ddc7c90228576d.jpeg?width=1200)
【読書メモ】妹尾輝男『世界は悪ガキを求めている』45
読んだ本
読書マインドマップ
![](https://assets.st-note.com/img/1727961373-uLAyhPKENFOcUf6zVd0ev38C.png?width=1200)
読書メモ
おわりに 「個」として世界と対峙できる日本人へ
海外を夢見た青年時代
他の学生のような就職活動はせず、海外で働くことを実現する方法を模索
時代背景
中学に入学する直前
ビートルズデビュー
東京オリンピック開催
大学を卒業したとき
1975年には、ベトナム戦争が幕を閉じる
石油タンカーで出国、そして拘束
著者は親戚のコネを使ってロンドンの石油製品のトレーディング会社に就職
渡英が決まったが、飛行機代が支払えない
→船員として中東行きのタンカーに乗り込んでクウェートに行き、そこから飛行機でイギリスに行く計画を考えたクウェートで待ち合わせをしていたイギリス人ボスと落ち合えず、不法移民と間違われ拘束された
そのあと、イギリス人ボスが、電話1本で著者を救い出した
自分の力ではこの窮地から脱出することはできなかったという思い
→7つの海を支配したイギリスのパワー、立ち位置を思い知らされた
感想
価値観や考え方に多大な影響を与える原体験というのは、どんな人にもあるものなのかもしれません。原体験として意識しているものもあるし、意識してないものもあると思います。いろいろな人の話を聴いていると、それをまざまざと感じます。
著者の生きていた時代は、日本が外に向かっていくエネルギーに満ちていたのではないか、というように見受けられます。そういう時代的な背景も、直接的にとは言えないかもしれないですが、無意識の原体験として、考え方の軸になったのではないかと思います。
クウェートで拘束され、イギリス人ボスの電話1本で救出されるとは、なかなかない体験ですが、その体験から、イギリスのパワー、立ち位置を感じ取れるのは、まさしく、著者のセンスだと思います。そのようなセンスも、原体験とともに、その後の人生の選択に影響を与えていると思います。
いいなと思ったら応援しよう!
![Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124372892/profile_faee130f9ab2e0097ad1dd991a2807dc.jpg?width=600&crop=1:1,smart)