【読書メモ】吉田満梨, 中村龍太 『エフェクチュエーション』16
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第3章 許容可能な損失の原則
「本当に必要な資源はどれくらいか」を考える
許容可能な損失の範囲内で行動するために求められる発想
→少なくとも2つの視点を考慮する本当に必要な資源はどれくらいか
自分は何を失っても大丈夫か
本当に必要な資源はどれくらいか
新たに資源投入を必要としない行動から着手する
→手持ちの手段(資源)と余剰資源だけで活動を始めるできるだけ一歩の幅を小さくする
→設備投資などの避けられない投資も、より費用を抑えるにはどうすればよいかという発想をする新たな資源投資が必要となるタイミングを延期する
→新たに調達が必要な資源があるときでも、それに対する支払いのタイミングを先延ばしにする
感想
エフェクチュエーションの手法では、初期コストと事業を継続するコストを最小限にする方法を考えるようです。なので、大きな投資が必要な事業や、事業の維持コストが高い事業は、そもそもエフェクチュエーションの手法は向かないような気がします。
いま、私は、まちライブラリーの設立を考えていますが、自分が余剰資源として持っているのが「本」で、欠けている資源が「場所」と「時間」です。
まちライブラリーの性質上、鳥の巣型の小さなものでも成り立つので、本さえ置ければそれで良いのですが、場所を借りるとなるとお金はそれなりにかかりますし、どうするかが思案のしどころです。
このあと出てくるパートナーシップの話で、それぞれの余剰となるものを組み合わせれば、損失の許容可能性は高まるという指摘があります。となると、丹念に、余剰資源を持っている人物を探すことから始めないといけないと思います。もしかしたら、案外近くにあるかもしれません。
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