見出し画像

【読書メモ】細谷功『「具体⇔抽象」トレーニング』27

読んだ本

読書マインドマップ

『「具体⇔抽象」トレーニング』目次マインドマップ

読書メモ

第4章 具体化とは?

  • 具体化とは「違いを明確にする」こと

    • 抽象化(共通点を見つける)↔具体化(相違点を見つける)

    • 永遠の課題
      →共通点を探そうとする「抽象派」と相違点を探そうとする「具体派」

  • 具体化には「横の力(知識や情報量)」が必要

    • 抽象化(集約を志向)↔具体化(発散を志向)

    • 具体化は情報量が増える

    • 具体化は情報量が非常に重要な役割を占める

    • 縦の世界の「抽象から具体化」で必要なのは多様性(=多様な領域での知識や情報を持っていること)

    • 抽象化は「収束」、具体化は「発散」

感想

具体化に必要な「横の力(知識や情報量)」とは、丸山眞男『日本の思想』にあった「ササラ型」と思い起こすとよいのかもしれません。ササラは、もとが一つになっていて、先へ広がっている形をしています。ササラの広がりが、知識や情報の質の幅の広がりとイメージできます。

知識や情報の質の幅を広げるには、「深化」よりも「探索」が必要なのだと思います。しかし、自分の専門領域の知識・情報を深める「深化」のほうが、人間にとって不安が少なく、やりやすいのかもしれません。どうやったら、知識・情報の「探索」ができるようになるのでしょうか。

いいなと思ったら応援しよう!

Tomoko Nakasaki(中崎 倫子)
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。よろしければサポートいただけますと幸いです。本を買い、noteを書き続け、読書文化の輪を広げるために使います。

この記事が参加している募集