【読書メモ】妹尾輝男『世界は悪ガキを求めている』39
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第8章 流されるな、哲学を持て
哲学にもとづく「目的」を常に掲げる
悪ガキ的リーダーは、常に強い目的意識を持っている
哲学のないリーダーのもとでは、この「目的」が「手段」と混同されやすくなる
仕事をしているときは、目的を絶えず考えていなければならない
何のために働いているのか
自分が働いている会社は何のためにあるのか
「目的」からズレた組織はいっきに瓦解する
企業でも、目的と手段が混同されることはよくある
企業は目的を果たすために成長しなければならないが、成長を目的とすると、会社は衰退する
悪ガキ的リーダーは、目的を掲げ、わかりやすく説明し、達成のための手段・マイルストーンを共有する
→あとはなるだけ権限委譲し、組織づくりに専念するリーダーが仕事を独占しすぎてしまうと、会社は崩壊する
感想
目的はWhyで抽象的、手段はHowで具体的なので、手段のほうが目的よりもわかりやすい、という特徴があるのではないかと思います。わかりやすい目標を追いかけているうちに、そもそもなぜその目標を追いかけているのか、ということを忘れてしまうのだと思います。良い数字が出ているうちはいいと思いますが、何かしらで歯車が回らなくなったら、一気に無理が出て崩壊しそうな感じがします。
リーダーはある程度他人を信用できる人でないと、組織は大きくならないと思います。組織を大きくするのが嫌いで、職人気質で自分のやりたいことをやっていくのは、生き方の一つとして立派だと思いますが、組織のリーダーとはいい難いのではないかと思います。
リーダーの資質として、どこまで他人に任せられるか(≒どこまで他人を信用できるか)ということがあると思います。そうなってくると、やはり、人を見る目、目利きの能力が必須なのではないかと思います。
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