貧乏家庭に思うこと
こんにちは、奈々です。
大学に通うため、家族と離れて一人暮らしをしています。
私の実家は貧乏家庭です✿*
旅行なんて家族で行けなかったし、なんなら外食すらあまりした記憶がありません。
お鍋をお店で食べる家族がいると知って、驚いているぐらいです。
我が家はいつも、テーブルにカセットコンロでお鍋していただけだったから。
図書館に入り浸ってた子ども時代
貧乏家庭だったので、子ども時代にはあまり物を買ってもらえませんでした。
幼い頃から、本当に必要な物しか与えられていなかったので、物がないのは当たり前のことになっていました。
誕生日プレゼントやクリスマスプレゼント、お年玉も可愛い金額だったのを覚えています。
そんな私の頼れる味方が図書館。
図書館には面白い本がいっぱいあって、いつも私の好奇心をくすぐってくれました。
ページをめくるごとに、ドキドキする世界に出会えます。
家族で旅行に行けなくても、図書館で本を開けば、いろいろな世界に連れていってもらえるんです。
なんて素敵!しかも、無料!
貧乏は貧乏なりに、自分のまわりにある物で毎日を楽しんでいた子ども時代でした。
奨学金問題にぶち当たった大学進学
さて、子ども時代は貧乏に大きな壁を感じることがなかったものの、大学進学でぶち当たることになりました。
実家は田舎なので、大学進学で一人暮らしは絶対だったのですが……
学費や生活費が、えげつない。
それでも、大学に行くことを諦めたくなかったので、奨学金を借りて進学することにしました。
全く可愛くない奨学金の金額です。
大学進学の費用を、親に頼らず自分で負担する……なんて言うと、まわりから気の毒がられたりします。
貧乏な家庭に生まれて気の毒に……という雰囲気を出されることもあります。
確かに気の毒かもしれませんね。これから多額の奨学金を返していかなきゃいけないのですから。
でも私は、別の家庭に生まれてきたかったとは思いません。
今の父と母と弟がいる家庭に生まれてきて良かったと思っています。
大好きな私の家族
我が家は貧乏だけど、家族みんなが仲良しです。
安い具材ばかり入ったお鍋を、家族でワイワイ話しながらつっつく時間が好きでした。
不思議ですね。たいしていい具材が入っているわけでもないのに、家族で囲む鍋が、最高に美味しく感じられるんです。
大学進学のため、一人暮らしをしている今、家族でお鍋を食べている時間を思い出すと、実家が恋しくなります。
一人で家族から離れてごはんを食べていると、何とも言えない寂しい気持ちになるものです。
家族で食べる安いお鍋は、私にとって美味しいごちそうでした。
我が家にお金はありません。
でも、暖かい家庭です。大好きな家族です。
確かに、貧乏な家庭に生まれてきた私は、他人から見れば気の毒な存在なのかもしれません。
だけど、お金は自分で稼げても、暖かい家族は決して自分では作れません。
だから私は、もし生まれ変わりがあるとしたら、次もまた、お父さんとお母さんと弟と家族になりたい。
そんなことを思いながら、今日も私はバイトを頑張るのです。
今年の年末も、実家に帰って安い具材のお鍋を食べるのが楽しみだなー……
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